実用性も兼ね備えている。
デザイン性に加え、
他の名刺入れにはない実用性も兼ね備えている
他の名刺入れにはない実用性も兼ね備えている
この名刺入れには、他ではあまり見かけない面白い機構が備わっている。開け閉めをするフタの部分にマグネットが内蔵されているのだ。
左/中を開くと、名刺収納スペースとクリアポケットがある。 右/フタの部分にはマグネットが仕組まれている。 |
しかしながら、外観上はマグネットなど付いているなどとは全く感じさせないスッキリとしたデザインに仕上げられている。このマグネットスタイル、単にフタの開け閉めのためだけではない。
名刺入れを開けて、フタを360度折り返して固定することもできる。こうすると、名刺の内側の収納スペースとともに、クリアポケットが現れる。このポケットは商談などで名刺交換した際の名刺をひとまず入れておくために作られたもの。
素材のフレキシブル性そしてマグネットを活かし、
ご覧の通り360度折り返せる。
ご覧の通り360度折り返せる。
名刺交換の際には一般にいただいた名刺は、すぐにしまわずに、名刺入れの上にチョコンと置いておくのが礼儀とされてきた。そこをあえてこうしたクリアポケットを作ることになったのには、デザイナーの塩田さんが以前味わったある苦い経験がきっかけになっている。
折り返した状態で
クリアポケットにいただいた名刺を入れておく。
クリアポケットにいただいた名刺を入れておく。
ある日、お客さんと商談していた塩田さんは相手の方からいただい名刺を、名刺入れの上に置いて話をしていた。途中、塩田さんは図面を広げようとしたその時、運悪くお客様の名刺が机の上から落ちてしまった。ちょうどその商談は屋外のテラス席で行われていたため、落ちた名刺はほこりなどで汚れてしまい、とても気まずい思いをしたのだそうだ。
そこで、いただいた名刺をしっかりと固定でき、それでいて完全にしまい込むことのない、今回のようなスタイルに行き着いたのだ。このクリアポケットに入れた時に、360度折り返して名刺入れがしっかりととどまらせておくために今回のマグネットは活かされている。
このマグネットを活かしたウラ技として、名刺入れを2つをつなげて使うということも可能。一つの名刺入れで20枚くらいは楽々収納できるので、普段の商談なら、単体でももちろん十分だ。しかし、例えばパーティや展示会など大量の名刺が必要な時は、この「連結スタイル」が役立つ。
マグネットの力を活かし、名刺入れを2連結、
はたまた3連結することも可能
はたまた3連結することも可能