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オリジナルのエンボスが楽しめる

紙に鉄の刻印を押し込んでつくるエンボス。ハンコとは違う独特な風合いがあります。そんなエンボスでオリジナルの刻印を作れる商品のご紹介です。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

ニューコン工業 パーソナルシールプレス
大きく重い業務用のエンボッサー
紙にプレスすることで立体感のあるマークを作り出すエンボッサー。身近なところでは名刺などで見たことがあるという方も多いと思う。

そうした名刺のものはあくまでも業務用の特殊な機械で作られたもので、エンボスというものは、一般の私たちが手軽に楽しめるというものではなかった。中には既成のアルファベットなどのマークが作れるタイプはあるが、せっかくのマーク、そこはやはり自分だけのオリジナルのマークを作ってみたくなるものである。

そんな中、私たち一般ユーザーでも手軽にオリジナルエンボスが作れるパーソナルエンボッサーが登場した。そこで今回は、ニューコン工業の「パーソナルシールプレス」をご紹介しよう。

プロの現場で認められた技術力

ニューコン工業 パーソナルシールプレス
ニューコン工業 パーソナルシールプレス
ニューコン工業は、大正8年1919年創業の事務機器メーカー。今年で90周年を迎えるまさに老舗だ。

ニューコン工業という社名は聞いたことがなくとも、その商品によって作れられたものは、意外と多くの人の目に触れている。例えば、「打ち抜き機」というものがそう。これは紙に小さな丸い穴をあけてその穴で文字や数字を形作るというものだ。期限切れになったパスポートの「VIOD」や伝票の支払い済みを表す「PAID」などは、この打ち抜き機によるものだ。

ニューコン工業 パーソナルシールプレス
打ち抜き機で作れた代表的な文字。これはご覧になったことはあると思う
それ以外にもその昔、全国の競馬場の馬券の番号も同社の打ち抜き機が使われていたそうだ。改ざんができないというメリットがあり、官公庁や自治体などで広く使われ続けている。

こうした打ち抜き機をはじめ業務用の多穴パンチ、エンボッサーなど特に紙に特殊な加工を施すということに大変長けたメーカーなのである。

ニューコン工業 パーソナルシールプレス
ニューコン工業社の歴史を物語る年代物のパンチや打ち抜き機など
そうしたプロの現場でも認められた技術力をベースに今回のパーソナルシールプレスは誕生した。


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