デザインステーショナリーからユニークなものまで(ハイタイド)
今回がISOT初出展となるハイタイド。ダイアリーを中心にノートなどオリジナルステーショナリーの品揃えも年々充実しているメーカーだ。ブースの中で、真っ先に私の心を捉えたのが、ダンボールを使ったファイルボックス。ダンボールらしさを隠すことなく、あえて全面にだしているのがかえって潔くて好感が持てた。サイドに鉄の補強材をつけることで、ボックスは最大で5段まで積み上げられるようになっている。1つのボックスの耐加重は20kg。見た目ほどやわではないようだ。
ハイタイド モジュラードロワー
1ボックス 3,990円
1ボックス 3,990円
引き出し式なので、そのまま書類などを中に入れることもできるが、ハイタイドはこの引き出しの中にハンギングフレームを入れて使うことを推奨していた。これを入れれば、色々なものを引っ掛けて収納することができる。例えば、ハンギングバーと言われるものを使えば雑誌を吊るして整理することができる。本と違って雑誌は本棚に立てて収納すると、クニャッと曲がってしまいがちなので、下の写真にあるように、まるで洗濯物を干すみたいに吊るせば、背表紙が上になって、検索性も上がる。カタログの整理などにもよさそうだ。
このハンギングフレームを引き出しの中にいれて使う
3,570円(別売り)
3,570円(別売り)
ハンギングバーを使えば、置き場に困る雑誌もこのようにきれいに収納できる。 ハンギングバー525円10本入り | 同じハンギングフレームにファイルも引っ掛けることができる。 ハンギングファイル2,940円10枚入り |
また、ハンギングファイルも別売りされているので、たくさんの書類をカテゴリーごとに分けて収納することもできる。ダンボールのボックスに色調を合わせて、中のハンギングホルダーもクラフト調になっている。
見た目に重々しさを感じないファイリングキャビネットだ。SOHOに最適かもしれない。
ブース内で面白いペンを発見した。ペンとライトが一体化した不思議なスタイルをしている。
オーストリッチ マーリン 1,260円
そのペンで書いてみると、何も書けない。インクが出ていないかなと思って、書き続けても一向に文字は書けない。ふとボディの横を見ると、ボタンがあるので、そこをポチッと押してみると、ライトが点灯する。そのライトに照らされて、先ほどまで書けていないと思っていた文字がくっきりと浮かびあがってくる。
インクが透明で何も書けていないようなのだが、 | ボディに搭載されているブラックライトをあてると文字が浮かびあがってくる |
このペンは、「オストリッチマーリン」というもので、ブラックライトをあてた時だけ文字が見えるというスパイグッズみたいなペンだ。ハイタイドのご担当の方によると防衛庁や警察などでも実際に使われているという。一体何に使っているのだろうか。。一般の私たちには、秘密のメッセージを相手に伝えたりする時などに便利かもしれない。ブラックライトに照らされないかぎり、メッセージは見えないので、他の人にメッセージを読み取られる心配はない。
「バンテックス」というカラフルなレバーアーチファイルがあった。レバーアーチは片手でリングの開け閉めが簡単にできるため、国内メーカーでも最近この方式を採用しているのを見かける。
バンテックス レバーアーチファイル
背幅70mm 987円
背幅50mm 945円
背幅70mm 987円
背幅50mm 945円
このバンテックスのファイルで注目したいのは、ファイルのふちを金具で補強していない点だ。多くのレバーアーチファイルでは、ファイルの保護のためだろうか、金具が付いていることが多い。実はこの金具、ファイルは保護できても、ファイルを収納する本棚やキャビットの底にキズつけてしまいかねない。そこで、バンテックスでは、金具はつけずに、表紙と同じ素材で補強をしている。目立たないことだが、使い込んでいくうちにじわじわとわかってくるよさだ。
たっぷりと収納できるそうな大きなリング | 書棚からファイルを出し入れするたび、こすれてしまう部分を2重に補強してある |
ハイタイドでは、「PENCO(ペンコ)」というオリジナルステーショナリーブランドを立ちあげている。まるでヨーロッパのブランドと思ってしまう素敵なロゴと色使いになっている。そのシリーズの1つにポートフォリオというシンプルな紙製ファイルがある。
Pencoポートフォリオ 126円
表紙を開くと、内側にポケットが2つあり、中央にはフレキシブルに曲がる板状の針金で書類を綴じるというもの。1冊126円という低価格なので、気軽に使えそうだ。
A4の書類が入るサイズ | フレキシブルに折り曲げられる板状の針金で綴じる |