更にデザインに磨きがかかっていた(カール事務器)
カール事務器ブース
実用中心の商品ラインナップからここ数年デザインステーショナリーに積極的に取り組んでいるカール事務器。昨年のISOTで発表されていた和のテイストの「文具良道」の新しい商品が参考出品されていた。
表紙にひょうたんの型抜きがあるノート。ゴムバンドでとめられるようになっている。B6サイズ | ひょうたんの部分がくりぬけるようになったユニークな消しゴム |
これまでのカール事務器お得意のパンチや鉛筆削りといった商品から、新たにノート、鉛筆、消しゴムまでもがラインナップされていた。参考出品ということで、発売時期などは未定だが、ぜひとも実現して欲しいものだ。
シンプルなデザインの鉛筆 | 筆先のように見える白い部分は、 実は消しゴム。鉛筆はこの消しゴムの反対側を削って使う。 |
これまでのカール事務器のデザインステーショナリーはどちらかというとモノトーンが中心だったが、今回は鮮やかなカラーの商品も揃っていた。
鮮やかなレッドの4穴パンチ
4穴パンチには、目も覚めるような真っ赤があった。艶々とした質感は特殊な塗装によるものだという。赤以外にもウォルナット風と光沢感あふれるブラックもラインアップされていた。ちなみに、ファイルというと2穴が主流だが、最近この4穴も結構目にするようになってきた。4つの穴でとめているのでファイリングしたときの、ホールド感はとてもよい。カール事務器では、これまで、この4穴パンチは輸出用としてだけ製造していたそうで、今回の4穴パンチは日本初お目見えということになる。これから、4穴パンチ&ファイルの流れがくるかもしれない。
高級車のダッシュボードのような木目調。これも塗装だというから驚きだ | 艶やかなブラックもある |
「デコレ」2穴パンチ 各色 630円 レッドとパープルはメタリックカラー | ライトグリーンとベージュはマット塗装 |
カール事務器のブースの中で、ひときわ多くの来場者の関心を集めていたのが、このリング インデックス。
リング インデックス
5個入り 399円
5個入り 399円
リングノートは、見開き性の良さからとても人気が高い。ただ、1つだけ欠点を挙げるとすれば、それは背表紙がリングになっているのでタイトルやインデックスが付けられないということだ。本棚に収納してしまうと、どれがどのノートか見分けが付きにくい。そこを解決したのが、このリング インデックス。リングにフックを引っ掛けて使うというもの。ありそうでなかったアイデア商品だ。
まず、片側のフックを取り付けてから、 | 次に、もう一方を引っ掛ける |
シングルのリングはもちろんのこと、ダブルリングにも使うことができる。付属のシールにタイトルなどを書き込んでインデックスに貼ればOK。インデックスのカラーバリエーションも豊富なので、色で分けるということもできる。さらに、裏技的な使い方としては、ノートの中面に付ければ、しおりとしても使うことができる。つけたりはずしたりが自由にできるのもうれしい。
手で綴じるという発想の面白いファイル「テジグ」(キングジム)
キングジム デジグ 367円
ファイルメーカーの大御所キングジムが新しいタイプのファイルを出品していた。このファイル、一見すると、書類ケースのような感じだ。フタをカチッと開けてると、中に書類を収納できるようになっている。この時に、よくあるファイルのように穴を開けたものを綴じたり、バインダーみたいに挟み込む訳でもなく、ただただ、入れておくだけ。しかも、この特徴は、ただ入れておいた書類がまるで製本したかのようにパラパラとめくりやすくなる。
スリムな書類ケースといった感じ。収納枚数は70枚 | 手で押さえ込むことで、、 |
まるで、製本されたようにパラパラとめくることができる
ファイルの背表紙の脇にボタンのようなものがあり、そこをつまむと、中の書類も一緒に固定されてあたかも綴じたかのようにパラパラとめくってみることができるといもの。まさに、手で綴じるファイルなのだ。
穴を開けたり、ホチキス綴じなどをしたくない書類のファイリングにはいいと思う。表紙をカチッと閉じこんだ状態だと、ボックス状になるので、中の書類が落ちる心配もない。なかなかの優れものだ。
次号に続く。。
<関連リンク>
ミドリ オフィシャルサイト
トンボ鉛筆 オフィシャルサイト
カール事務器 オフィシャルサイト
キングジム 「テジグ」オフィシャルサイト