携帯用のペンとはいえ、かなりの本格派
ケースで携帯するというコンセプトのせいだろうが、胴軸にはクリップは付いていない。 |
当然、ペンはとっても短い。長さはわずか10.5cmしかない。おろしたての鉛筆の半分ちょっとしかないくらいだ。しかも軸が1.3cmとかなり太い。この太さはモンブラン マイスターシュテュック146にも匹敵するほど。
さらに、八角形をしたエッジの効いた独特のフォルムが太い胴軸をさらに印象づけている。短く、太いペンがこうして2本でてくると結構迫力がある。
ペン先の太さはM(中字)のみ |
携帯型なのでとりあえず書けるという程度のものだろうという考えは、見事に裏切られた。ねじ式のキャップをはずしてみると、いくぶん小さめだがスチール製の造りのよさそうな金色のペン先があらわれる。
キャップをさせば本格万年筆に早変わり |
インクの充てん方式は、オリジナル版は吸入式だったようだが、今回の復刻版はカートリッジ式となっている。
短いわりに意外と握りやすいボールペン |
いろいろと驚きが多いペンセットだが、実は私がもっとも驚いたのはその値段である。なんと、5,250円である。携帯型とはいえ、万年筆とボールペンとさらに革製の専用ケースがついてこの値段はとても安い。
万年筆とボールペンさえあれば、仕事の場面でも、プライベートの場面でも十分だ。ズボンのポケットから颯爽とケースを取り出し、ケースより長い万年筆で書き始めれば、きっと注目の的になることだろう。
しばらく私のズボンのポケットはこのカヴェコが占領しそうだ。
■ カヴェコ スポーツ 5,250円 |
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