確かに重宝する革伸ばしスプレー!
ちょっとだけ靴に足があたるような場合は、このような革伸ばしスプレーがまずは効果的です。ウォーリー レザーストレッチスプレー \1,575。R&D。 |
靴が部分的に微妙にあたる状況を解決する一番の策は、
「その部分と周辺の革、特にその一番丈夫な層である銀面を伸ばすことで、靴の内部の容積を僅かに増やしてあげる」
ことです。良質の革であるならば、つま先が先芯・かかとが月型芯で固定されている前後方向は兎も角、左右方向は足に沿って多少は自然と伸びるものです。ただそれでも不十分な場合、何か別のものを介在させて革を強制的に伸ばしてあげる必要があります。
ダメージを与えず革を伸ばすのに一番重宝する物質は、恐らく「水」でしょう。土砂降りの雨の中で革靴を履くと、徐々にフィット感が緩慢に変化していった経験、ありますよね。そのノウハウを活用したい訳ですが、単なる水だと革には案外入り込まないし、入ったら入ったで乾燥すると革が再び硬化してしまうだけでなく、下手をするとシミを作ってしまう等弊害も起こりがちです。
巷で売られている革伸ばしスプレーは、その害を極力なくしたものと考えていただいて結構です。あたる部分とその周辺、場合によってはその反対側や対角となる箇所にもスプレーした直後に靴を履くことで、保湿することを通じその部分を無理なく伸ばす役割を果たします。各社から似たようなものが出ていますが、一番入手しやすくかつ効果的なのは、写真の「ウォーリー レザーストレッチスプレー」かな? 靴の裏からスプレーするものもあるのですが、革の銀面に直接作用すらからでしょうか、個人的にはこの製品のように表から吹き付ける物の方がしっかり効くような気がします。
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