透明感ある光沢に、嬉しく身震い!
向かって一番左が磨く前、真中がノーマルコースで磨いた後です。メダリオンの部分はちょっぴり色を抜いてもらったのですが、輝き方がまるで違います! 更にFine Shineコースを選ぶと、向かって一番右の靴のように、得も言われぬ光沢がつま先周辺を覆うようになります。 |
で、早速ですが、取材当日に小生が履いていた靴を磨いてもらいました。様々な色の靴クリームを長年与え続けお手入れしていたせいか、特につま先部が黒ずみ始めていたので、そこだけちょっと色を抜いてもらうこともお願いしました。「飯野さん、油性のワックスって使われないポリシーですか?」「うーん…… 普段は乳化性靴クリームの落ち着いた光沢が好きだけど、その分『ここぞ!』と言う時こそ油性のワックスで鏡面磨きしたくなる感じですよ」などなど、椅子の上で職人さんと話しながら数分……
そうして仕上がったのが上の写真・中央の靴です。向かって左の磨く前の靴に比べると、キラっ! ピカっ! とした印象が明らかに強まっていますよね。どうやらこのお店の技術顧問の方(HPはこちら)が物凄いテクニックをお持ちで、それを従業員の皆さんがしっかり習得できているようで、まるで飴のように透明で艶やかな光沢に、もう思わずニヤけてしまいました。この輝きを見たいがゆえ、たとえ自身でシューケアするのが大好きでも、時にはプロにも磨いてもらいたくなるのです!
それにしてもこの光り方、どこかで記憶があるんだよなぁ…… ああそうだ! 小生がまだ丸の内で超ダメダメビジネスマンしていた時に通っていた、東京駅のKIOSKの靴磨きおばちゃんの仕上げと似ている、 懐かしくもさらに麗しい光沢です。諸般の事情で路上の靴磨き屋さんに対しては、行政側がもう認可を出してくれないらしいけど、技能はこうやって次世代に継承・進化されてゆくものなのですね。
小生が取材させていただいている間にも、色々なお客様が入れ替わり立ち代りいらっしゃって、帰り掛けその仕上がり着具合に皆さん思わずニコッ! と微笑まれているのがとても印象に残りました。中には甲の履きジワにもう深い亀裂が生じてしまっている靴を大事そうに履かれて入店された方もいたのですが、だからこそ足元を綺麗にしたい! という思いは、どんな靴の履き手であっても同じなのだと改めて気付かされました。開店時から取られたアンケートでも、ほぼ全ての方々に「大変満足・満足」「また利用したい」との評価をいただいているようで、「靴みがき本舗」はそんな純粋で素朴な感覚を広く、そして深く受け止めてくれるお店なのです!
【店データ】
■靴みがき本舗
所在地:〒105-0004 東京都港区新橋2-21-1 新橋駅前ビル2号館 B1-104-4号室
TEL:03-3572-5177
HP:新橋の靴磨き専門店【靴みがき本舗・靴磨きサービス】極上の輝きを提供します
営業時間:月~金 10:00~21:00、土 10:00~18:00
定休日:日曜祝日
地図:Yahoo!地図情報
交通:JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線、東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線、ゆりかもめ、いずれも「新橋駅」汐留側地下一階すぐ
リクエストに応じて、この靴のように色のメリハリを付けて仕上げることも、もちろん可能です。アンティーク仕上げをやってみたいけど自分でやれる自信がない人、ここで磨いてもらうついでに頼んでしまいましょう! |