男の靴・スニーカー/ドレスシューズ

新作登場! KENT SHOP AOYAMAの靴(2ページ目)

KENT SHOP AOYAMAのカスタムメイド靴に、レッドソールや快適性により重点を置いた木型など選択肢が増えました。今年はVAN創業から60年。トレンドとして片付けてはいけない、アメトラの本質にも迫ります!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

カジュアルなアメトラ靴と言えば、底はこれ!

レッドソール
サドルシューズに付けられたレッドソール。もうご存じない世代の方も多いのでしょうが、ソフトで軽いのが魅力。アメトラのカジュアルシューズには切っても切れない縁を持つディテールです。


実は2007年の春からだったのですが、KENT SHOP AOYAMAでは上の写真のような通称「レッドソール」仕様の靴が注文できるようになっています。ゴムを発泡させてできるこの底材は、その独特の色合い故上記以外にも「赤底」とか「レンガソール」「アンツーカーソール」などと言う呼ばれ方もされ、見た目とは裏腹に軽くてクッション性に富んでいるのが特徴です。

かつてアメリカには、決して高級ではなかったけれど、この底材使いが大変上手いWalk Overという靴メーカーがあって、レッドソールを用いたここのダーティバックスやサドルシューズなどは、アメトラのカジュアルな装いにはなくてはならない存在でした。「肩の力が抜けた清潔感」がなんとも魅力的だったのですが、残念ながらこのメーカーは現存しません。そのせいもあってか、2006年秋から靴のカスタムメイドを始めた当初から、この店には「レッドソールはないのか?」との熱いリクエストが数多く寄せられ、靴の製造元である宮城興業の協力もあり、早くもその半年後に選択が可能になったわけです。

この「肩の力が抜けた清潔感」というのは、今日なにもカジュアルな場面だけに求められるものではなくなりました。いわゆる「クールビズ(個人的には諸手をあげて大賛成という立場では必ずしもありませんが)」に代表される近頃のオフィスファッションでも、極めて大事にすべき要素であることは間違いありません。さすがにダーティバックスやコンビサドルシューズを平気で履ける職場は多くないと思いますが、例えば素材をスエード、色を紺やライトブラウンとしたプレーントウやチャッカブーツをこのレッドソール仕様で仕立ててみましょう。ベージュ系のコッパン(チノーズのこと。VAN・KENT的に申せばコッパンです)と青のボタンダウンシャツと合わせれば、誰が見ても不快に思わない理想的なクールビズスタイルが、簡単に完成できますよ。

【KENT SHOP AOYAMA/カスタムメイドシューズ・ESタイプ】
■スタイル : シューズ22種類、ブーツ7種類の中から選択可能
■色・素材 : 約50種類の中から選択可能
■レングス : 片足毎に22.0~30.0 0.5ピッチで選択可能
■ウィズ  : 片足毎にD・E・EE・EEE・EEEE・Fから選択可能
■納期   : 約一ヶ月(注文状況により異なります)
■価格   : シューズ\33,600~、ブーツ\35,700~(いずれも税込み。オプション内容により変動します)
ホワイトバックス
プレーントウの一種でアメトラのカジュアルには欠かせない、レッドソール仕様のホワイトバックスです。さすがにこの色では無理でしょうが、スエードで紺やライトブラウンにすれば、いわゆる「クールビズ」対策にもなります。この仕様で\34,650(税・オプション込み)。ケント ショップ 青山




次のページでは、快適性に重点を置いた、新しい木型の靴をご紹介!
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