●CAUSE(ジャック・オブ・オール・トレーズTEL.03・3470・0990)
SOPH.やポール・スミスとのコラボレートでも話題の増田啓晃が手掛けるブランド。みずからの足で稼いだ生産拠点が世界中にあり、それぞれの国に、それぞれの得意な靴をつくらせる。そこに増田のエッセンスが加わり、生まれるのがコーズだ。
今度のコレクションで挑戦したのが「マリメッコ」使いのルームシューズ。シューデザイナーとしては初の試みだ。
マリメッコといえば最近のファブリック・ブームの火付け役で、1951年に創業したフィンランド発のブランド。大きな花柄の「ウニッコ」は特に有名だ。
「部屋の中でくつろぐときにアクセントとなるようなルームシューズが欲しかった。そこで個人的に興味がある北欧から素材をチョイスしました」
ランダムに生地を裁断したことで、1足として同じデザインはない。ヴィンテージの木型がまた絶妙で、とてもバランスのいいルームシューズができあがった。
奥は継続のリブ付きのスニーカーと、穴形状が星の形をしたスターメダリオン(新作)。この人はありそうでなさそうな靴をつくるのがホント、ウマい。
●ヴィア・スピーガ(シブヤ西武TEL.03・3462・3533)
セレクトショップなどですっかりお馴染みとなったイタリア・ブランド。この秋注目のゴシック・テイストをうまく表現していたので紹介。
●レオポルド・ジョルダーノ(シブヤ西武TEL.03・3462・3533)
今シーズン面白そうなピッグ・トウ(豚の鼻の形に似ているところから名づけられたつま先デザイン)を出してきたのがレオポルド・ジョルダーノ。
スニーカー好きで、以前取材したときはナイキを履いていたが、「僕はナイキをつくろうとは思わない。なぜならイタリアの靴は大量生産ではなく、職人が時間をかけてつくるモノだからね」と語るあたり、イタリア人らしいメンタリティの持ち主です。
彼は驚くような美貌の持ち主なのだが、取材を終えるやいなや、通訳が「あの手は間違いなくアッチよ」とシナをつくってみせた。ホントかな~。
●チエ・ミハラ(シブヤ西武TEL.03・3462・3533)
すでにメルマガで紹介した、海外で活躍する日本人の一人。元々アパレル関連のデザインを手掛けていたが、結婚した相手がスペインの靴メーカーの跡取り。専業主婦もつまらないしで、つくってしまったのが「チエ・ミハラ」。今コレクションは多分、西武だけの展開。
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