スーツ・ジャケット/カジュアルファッション

ニットのコーディネート術 インナー編

ニットを着こなすとき、考えなければならないのはインナーとアウターとのコーディネーション。中に着るものと上に着るものです。今回は、ニットのインナー合わせについて解説します。

首藤 眞一

執筆者:首藤 眞一

メンズファッションガイド

ニットには、インナーとアウターを合わせる

ニットの着こなしは、インナーとアウターを上手くコーディネートで組み合わせることが大切です
前回は、ニットの基本的なスタイルと素材の話をしました。今回は、その着こなしとコーディネートについて解説します。

ニットを着るシチュエーションは、大きく2つ。秋口や春先など、まだそんなに寒くない時期や室内などで上着を着用せず、ニット1枚で着る場合。そして、ブレザーやジャケット、ブルゾン、コートなどの上着とコーディネートする場合です。つまり、ニットの着こなしは、ニットの中に着るインナーとアウターの3アイテムのコーディネートになるわけです。

インナー合わせの3つのパターン

今回は、ニットとインナーのコーディネートを考えてみましょう。ニットの中でも、タートルネックは下に何も着る必要はありません。しかし、Vネックとラウンドネックでは、ニットの下に何を着るかがコーディネートの決め手。ニットの下に合わせるのは、シャツ、ポロシャツ、Tシャツの3つ。それでは、ニットのコーディネートのコツをご紹介しましょう。

■パターン1
ポロシャツ+Vネックニット or ラウンドネックニット

ポロシャツにVネックかラウンドネックのセーターをコーディネートする場合、ポロシャツの衿はセーターのネックから出して、衿を立てて着こなすのがイキです。その場合、ポロシャツのボタンは全く留めないか、一番下のボタンだけ留めます。上品でスポーティなイメージをつくりたい時にはこのコーディネートがオススメです。

ただし、ひとつ注意点があります。中に合わせたポロシャツの衿を立たせ過ぎると、一昔前の印象になり、逆に古臭くなってしまいますので、適度な感じで留めましょう。


次のページでも引き続き、ニットのインナー合わせのパターンを紹介します。


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