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彼女を悦ばせるレディファースト術(2ページ目)

“レディファースト”ってキザで面倒くさくて、難しいものだと思っていませんか?そんなことありません。簡単にできるレディファースト術をお教えしましょう。

首藤 眞一

執筆者:首藤 眞一

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女性のお姫さま願望

お姫様願望のようなシンデレラシンドロームをもつ日本人女性は多いという。
それでは、日本の女性は男性から優先的に扱われることについてどう考えているのだろうか?彼氏や旦那に“無理やりやってよ”とは言えないけれど、“お姫様のようにエスコートされたい”という願望をもつ女性は結構いるのではないかと思う。シンデレラ・シンドローム(王子様のようにエスコートしてくれる男性の出現を待ち焦がれる幻想)をもつ女性は特に日本人に多いそうだ。そのことからも彼女たちのレディファースト願望の強さを想像するのは難しくない。おそらく、日本には欧米のように露骨に女性を優先する習慣がなかったために、レディファーストに対する憧れが強くなったのではないだろうか。

レディファーストのあるべき姿とは?

ところが困ったことに、日本の女性はレディファースト願望がありながら、いざ優先的にエスコートされると恥ずかしがって拒絶する場合が多いのも事実。その点、アメリカの女性は堂々としている。車では男がドアを開けるまで待っているし、エレベーターでは当然のごとく男よりも先に乗り降りする。しかし、どんな些細なことでも必ず“サンキュー”と感謝を述べる。このエスコートを受ける姿勢と感謝の気持ちを伝える気遣いは日本の女性にもぜひ見習ってほしいことろだ。

女性にはレディファーストを男女差別を助長するものと考える人がいるかもしれないし、男性には女性に誠心誠意尽くし、貢ぐことがレディファーストだと思っている人がいるかもしれない。しかし、レディファーストが作法である限り、そのマナーを授ける人、それを受ける人の両者が気持ちよくなるのが本来あるべき姿だろう。男性が女性のために重い荷物を持ったり、ドアを開けたりすることは、男尊女卑の考え方や下心ではなく、相手を思いやる気遣いのマナーとして行いたい。また、女性はその男性の気遣いに対し、たとえそれが些細なものであっても感謝の意を表してほしいと思う。そうすれば嬉しく思わない男はいないのだから。

次のページでは、誰にでも簡単にできるレディファースト術を紹介する。


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