アンソーンのローファー
雨の日に履いたら、大切なアンソーンのローファーが・・・。トウ部分のソールがこのように剥離してしまいました。外側の糸も切れています。早く修理に出さないとね。私物。 |
アンソーンのローファーを履いていたら突然雨が降ってきて、つま先のソールが剥がれてしまいました。修理に出す前に記念に撮っておいたのでどうぞ。ベロ~ン、ほらね、ステッチが見えるでしょ。
アンソーンはアメリカのブランドで、以前トレーディングポストで購入できましたが、現在は残念ながらもう入手できません。ちなみにアンソーンのファクトリーはOEMも手掛けていて、「ポロ バイ ラルフローレン」のローファーなんかが有名でした。
で、面白いのはマッケイ製法なんですが、中を覗くと二重の糸というか、並行した2本の糸が見えます。内側の粗めのステッチはアッパー本体のすぐ下に付くソールと縫われていて、外側の細かいステッチはアウトソールまで貫通して縫われているようです。
アンソーンの中を覗くと、このような並行した2本のステッチが見えます。やはりグッドイヤーに比べるとマッケイは歩行に適した製法ですね。もう一足買っておけばよかったです・・・。私物。 |
先日、サイズが合わず手放した「ポロ」のローファーも同じく2本並んだステッチでした。
靴ガイドの飯野さんにそのことを話したら、もったいないと言われてしまいました。どうやらこのような手の込んだ製法のローファーは市場に少なく貴重とのこと。もはやアメリカ製ということだけでも貴重ですからね。
10年ほど前に日本で買ったポロのローファー。たぶんアンソーンと同じファクトリーでしょう。私物でした。 |
ちょっと話は逸れますが、ローファーも含めてモカシン縫いの聖地メイン州メイドの靴ってあまり見かけなくなりましたね。もともとアメリカ製の靴は、数えるほどしか所有していないんですが、クオッディのブーツはまだ現役です。
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