ポーター&ハーディングのハリスツイード
リア・ブラウン&ダンスフォードの4代目、ジョイントマネージングディレクターのJames Dunsford氏。以前、英国大使館で開催されたザ・ロンドンカット展以来の再会でした。 |
今回は1947年創業のカントリーツイードの名門マーチャント、ポーター&ハーディングを傘下に収めるリア・ブラウン&ダンスフォードの4代目、ジョイントマネージングディレクターのJames Dunsford氏にいろいろ伺ってみた。
「ポーター&ハーディングは1970年代にもハリスツイードを扱っていました。その後はソーンプルーフやハーツイストなどのツイードをメインにしていたのですが、最近また力を入れるようになってきました。
扱っているのは小さな会社(全体の2割を生産)のほうで、450gのミドルウェイトが特徴です。肉厚なのでテーラーにも人気があります。柄は毎シーズン新柄を出しています」
ポーター&ハーディングのハリスツイードの服地。写真ではブラウンっぽく見えるが、グリーン系のカントリーらしい服地を選んでみた。写真は裏面です。 |
ちなみに大手が織るハリスツイードは400gで少し軽いが、クオリティに差はないようだ。またポーター&ハーディングの生地はとくに日本向けにソフトにしているというわけではなく、英国とまったく同じもの。ほんと、英国服地好きにはたまらない。
手で触ってみるとかなりざっくりした感じでハリがある。こんな生地でジャケットを作ったら、10年以上は余裕で着られるだろうなあ~・・・。
そんな理由で、銀座のテーラー羊屋で一着作ることになりました(笑)。今回みんなでバンチから選んだ生地はグリーン系のものでカントリーの匂いがたっぷり入ったもの。
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