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アメリカブランドの底力を感じよ!(4ページ目)

ニューヨークブランドはクラシックさのなかにモダンさがあり、洗練されたデザインが多い。伝統あるニューヨークブランドに潜む強いパワーを感じてほしい。もちろんビジネススタイルにも有効である。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

アメリカのカジュアル靴


アンソーン
もう一足買っておけばよかったと後悔しているアンソーン。先日雨にあってしまい、ソール先端がわれてきた(泣)。直しに出さなくては・・・。私物。

アメリカにはローファーと呼ばれる靴がある。最初にこのローファーを作ったのはバスネトゥルトンか今となってはわからない(というかどうでもいいことだ)が、無精者にはじつに有り難い靴なのだ。

1980年代には老舗のバスやネトゥルトンの他にコールハーンセバゴクオッディといったアメリカブランドのローファーが日本に上陸していた。

オールデンが本格的に上陸したのはもう少し後だったと思う。おそらくブルックスのコードバンのローファーから人気が出たのだと思う。当時はまだ“アルデン”と読んでいたし(笑)。

トレーディングポストが扱っていたアンソーンも魅力に満ちたブランドだった。

OEMでいくつかの有名ブランドを手掛けていたことでも知られ、日本でもファンが多かったが、現在では中古市場でしか入手できなくなってしまった。

アンソーンと同じくメイン州で、クオリティの高いモカ縫いを展開してきたクオッディはまだ健在のようで、こちらは購入可能。

じつはクオッディのワークブーツを愛用しているのだが、モカ部分が手縫いのためか、とてもフィット感があって履きやすい。いいブランドだと思う。

トップサイダー
春夏に欠かせないのがトップサイダー。本来は素足に履くものかもしれないが、蚊にさされやすいのでソックスを着用している。私物。

キャンバスものではトップサイダーが爽やかでいい。当時からレザーのデッキシューズもあったが、やはり布のほうが気軽に洗えるし、清潔感がある。

スペリーソールという機能は陸の上ではそれほど力を発揮しないかもしれないが、マサチューセッツ州生まれというだけで、カッコいいのだ。

当時から素足に履くスニーカーとして人気があったが、現在でも人気継続中というのは凄いことなのだ。アメリカブランドは底力があるというか、本当にしぶといのである。

[関連リンク]
靴ガイド 飯野さんによるHIRO YANAGIMACHI Workshopの記事です

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