1980年当時のローファー


K.T.ルイストンのローファー
K.T.ルイストン UNLINED PENNY LOAFER。キップレザー、ジェヌイン・ハンドソーンシューズ、アメリカ製。価格2万6775円。問ラコタハウス。
最近あまり街でも見かけなくなったローファー。あいかわらずオールデンジェイエムウエストンのローファーは人気が高いけれど、他のブランドは元気がないですね。

1980年当時、まだ15歳だったんですがコール ハーンのローファーは憧れでした。

1980年1/10号の「ポパイ」(この号はポパイのなかで一番の傑作です!)を読み直すと、バスのウィージャンが1万9000円で、コール ハーンが2万3000円。ちょっとコール ハーンが高かったんですね。

10年後の1990年12月号「メンズクラブ」を見ると、コール ハーンは3万2000円になっています。10年で9000円も上がった(笑)。


K.T.ルイストンのローファー
K.T.ルイストン PENNY LOAFER。こちらはライニングありのタイプで、ちょっぴり贅沢です。キップレザー、ジェヌイン・ハンドソーンシューズ、アメリカ製。価格3万1290円。問ラコタハウス。
バスはボクよりも年齢が上の、いわゆる’60年代のアイビー世代の人たちが好きだったような気がします。

ボストニアンフローシャイムも’80年当時は知りませんでした。東京に住んでいた人はアメ横なんかに行けばたぶんあったのでしょう。

そうそう、コブラ・ヴァンプで有名なフローシャイムが日本に入ってきたのはけっこう古いみたいで、1971年1月号「メンズクラブ」の広告を見ると、平和堂靴専門店が入れていたようです。

つまりそれ以前から輸入されていたわけですね。ちなみにハンドモックスリッポンと記されています。

話を1980年当時に戻しますね。バスもコール ハーンもグローブレザーのローファーを作っていて、雰囲気がプレッピーっぽくてウディ・アレン好みというか。


アンソーンのローファー
ビーフロール仕様のアンソーンのローファー。まるで肉をタコ糸でぐるぐる巻いたような感じですよね。K.T.ルイストンのものはこの仕様じゃありません。私物。
なかにはキルティ・タング(短冊状に刻まれた長い舌革)が付いているのもありました。

リーガルも似たようなものを作っていました。ローファーのなかでも流行というのがあるわけですね。

最初に買ったローファーはやはりリーガルの定番もので、ビーフロールがコインストラップの両端に付いているタイプでした。

ちなみにこのビーフロールを最初に付けたのがセバゴです。



ローファー大国ニッポン! だったのに・・・。


K.T.ルイストンのヴァンプとローファー
左/K.T.ルイストン VENETIAN VAMP。キップレザー、ジェヌイン・ハンドソーンシューズ、アメリカ製。価格2万6775円。右/K.T.ルイストン UNLINED PENNY LOAFER。キップレザー、ジェヌイン・ハンドソーンシューズ、アメリカ製。価格2万6775円。問ラコタハウス。
1980年以降にいろいろなブランドのローファーが日本に上陸するようになって、メイン州からはセバゴとクオッディ、大御所のオールデン、元祖ローファーの看板を掲げているネトゥルトン、ポロ・バイ・ラルフローレンとかがありました。

ちなみにクオッディは1943年にモカシン靴にソールを取り付けて、はじめて実用靴にしたブランドみたいです。

バスやネトゥルトンのカッチリしたローファーとは別の、モカシンの流れの話です。

個人的に好きだったのはトレーディングポストが扱っていたメイン州のアンソーンですね。

コール ハーンやポロなどの有名ブランドのOEMもやっていて、好きな人は好きな、玄人好みのローファーでした。


K.T.ルイストンのローファー
K.T.ルイストン UNLINED PENNY LOAFER。キップレザー、ジェヌイン・ハンドソーンシューズ、アメリカ製。価格2万6775円。問ラコタハウス。
買っておけばよかったと後悔しているのがアレン・エドモンズのケネディというモデル。

ビーフロール、ベロの縁をピンキング(ギザギザ飾り)、踵の補強革がアウトサイドクオーター仕様(通称スキーモック)という、ローファー大好き中年の心を虜にする一足でした。

何年か前に廃番になったようで、3万2000円という金額をケチったための不幸でした(笑)。

ここでは大変なのでローファーの定義はしません。モカシンとスリッポン、ローファー、ヴァンプの違いとか難しいので・・・。機会があればまたやりますね。


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