グレースという木型
木型「グレース」は甲の薄い人にフィットしやすい設計になっている。 |
ジオグラフィーのレディメイドの靴はEEウィズ(オーダーメイドはEウィズ)の展開なのだが、「グレース」「カトリーヌ」「オードリー」・・・といった日本人の足型に合った木型を用意している。
そのなかでも「グレース」は、甲薄の足の人にも合いやすい形なのだ。写真でもわかると思うが、甲の厚みがあまりない。
あと、踵のヒールカップを小さめにして、踏まず(ウエスト)のシェイプも効かせているのでフィット感があるのだ。これは「カトリーヌ」「オードリー」も共通。
木型ではわかりにくいかもしれないが、実際の靴を横から見ると、甲の部分がこのように薄い。これでもフィットしない人はオーダーメイドという選択もある。
ヨコから見ると甲が薄く、なだらかに足首側に上がっていく感じ。 |
オーダーメイドといっても、お気に入りの革に交換するだけのパターンオーダー的なものから、左右のウィズが異なれば、左右違ったウィズでオーダーすることもできるのだ。それでもフィットしない場合は木型を作製することもできる。
写真のものはグッドイヤーウエルト製法だが、別途料金でハンドウエルト(手縫い)も可能だ。
オーダーメイドの場合、幅出しの微調整や、くるぶしが当たる部分の調整などは価格込みになっている。
今回購入した靴の素材はイタリアのケララ社(タンナー)のベビーカーフを使用。通常のカーフよりも薄く、柔らかく、それだけ足に馴染みやすいのが特徴だ。
●ベビーカーフを使用したオーダーメイドの場合●
シングルソールのオープントラック(出し縫い糸がアウトソール側から見えている)仕上げで、価格6万5000円+税=6万8250円~。
アウトソールを今回購入したヒドゥンチャネル仕上げにすると価格7万5000円+税=7万8750円~になる。
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