英国羊のなかでもとくに古いジェイコブ


ラムウール
生後約半年のメリノ種の仔羊の毛がラムウールだ。カシミアに似た柔らかさをもち、生産量も少ない。
羊毛は大別すると、メリノ種英国種、雑種(クロスブレッド)に分けられる。

メリノ種というのはオーストラリアの羊で、一般的に繊維が細く長い。スーパー120’sや150’sなどと表示される高級スーツ生地が多い。


ジェイコブ羊
白、茶、こげ茶のまだら模様をもつジェイコブ羊。毛足が長いのも特徴のひとつ。気高さが漂う羊である。
一方の英国種は繊維が太くコシがあり、ツイードやカーペットの原料に使われることが多い。

雑種は2種類の純血種を交配して人為的に作った種類で、英国種同様にツイードやカーペットに使われる。


チェビオット
チェビオット丘陵に棲息するチェビオット。繊維が太く、弾力性がある。ツイードやフラノ、コート地、ニットなどに使われる。
よく知られている英国羊といえば、

シェットランド・・・シェットランド諸島に棲息する短毛/ダウン種。太さ28~33ミクロン。繊維長3~8cm。

サフォーク・・・英国全土に棲息する短毛/ダウン種。太さ29~33ミクロン。繊維長5~10cm。

チェビオット・・・イングランド北部チェビオット丘陵に棲息する丘陵種。柔らかく光沢もあり、細い繊維が特徴。太さ30~35ミクロン。繊維長8~13cm。


ラドナー
ラドナー。繊維が太く、ヘアリーである。用途はツイードやフラノ、ブランケット、カーペットなど。
ラドナー・・・ウェールズ地方に棲息する丘陵種で、繊維は太く、ケンプ(染色できない短剛毛。枯毛)が多い。太さ30~35ミクロン。繊維長8~15cm。

といったところだろうか・・・。


ジェイコブ羊
ジェイコブは、自然な色合いを生かした天然色種。太さ31~35ミクロン。繊維長10~18cm。
今回紹介したい英国羊毛はジェイコブ(Jacob)

このジェイコブは聖書の創世記にも記されているほど古い稀少種で、天然色種という品種に入る。

写真で見ると角があり、神々しい雰囲気すら漂っているのだ。

羊というと白一色を思い浮かべてしまうが、この羊は白と茶、こげ茶のまだら模様なのだ。

この模様を生かすために一切染色せずに紡いでいて、自然な風合いを保っている。


ジェイコブウール
ジェイコブウールの毛足の長さをわかってもらえるだろう。この風合いが魅力でもある。
特徴は、繊維長10~18cmと繊維が大変長く、紡いだときに空気がたっぷり含まれるため、保温性に優れる。

触った感じはハリがあって、独特の弾力感が魅力だ。本当の英国羊毛好きにはほんと涙モノです!


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