癒しの錬金術、ラストーンセラピー

たった一人のセラピストを目がけ、アリゾナへ！

世界中に散らばる、極上の癒し体験を求めて。
ガイドが今年最初の渡航先に選んだのは、アメリカ・アリゾナ州にある砂漠の町・ツーソン。

今回のお目当てはスパではなく、一人の女性。アメリカでまたたく間にブームとなり、今や世界中のスパで愛用されている温かい石を使ったマッサージ・セラピーを、世界で一番最初に始めた女性がツーソンに住んでいるのです。




考えてみればイギリスのアロマセラピー、スウェーデンのスウェディッシュマッサージ、日本でいうなら鍼灸指圧と、各国様々なセラピーがありますが、創始者が現役のセラピストをしているというケースはもうなかなかありません！

ぜひとも彼女に会ってみたい、できることなら本人の施術を受けてみたい。そう思ってはや数年、ようやくチャンスをつかみました。

石を使った癒しの技術「ラストーンセラピー」

彼女が、現代のストーン・マッサージの原点である「ラストーンセラピー」を考案した、メアリー・ネルソン氏。
ゆったりとした所作に、穏やかに笑顔。もう全身から「できるセラピスト」オーラが溢れています。
彼女の手によってラストーンセラピーが生まれたのは1993年。
オーバーワークで肩を壊して悩んでいた彼女に、ある日スピリチュアルガイドからの「石を使いなさい」というメッセージが届けられたそう。


物は試しと、自分の身内に対して石を使ってみたところ、体が温まる、楽になる、リラックスできる、マッサージ効果が長く持続するなど、想像以上の素晴らしい結果が得られたのです。
これが手の代わりに石を用いてマッサージしたり、石を敷いたり置いたり、オイルマッサージを行う、現代のストーンマッサージの原点。



最初は温めた黒色の玄武岩と、冷やした白い大理石だけを使ったセラピーでしたが、技術の研さんとともに、冷たくカラフルな大理石、インドの川で採取されるシバリンガムという楕円形の石、中国のフローライト、様々なクリスタルなど様々な石が使われるように。
やがてスパブームの広まりとともに、世界中のスパで愛用されるようになりました。


けれど広まったのは彼女のセラピーの、ほんの一部分。世界中のスパやエステで行われているのは、温かい玄武岩だけを使ったマッサージであることがほとんどです。
確かにそれも気持ち良いのですが、石のマッサージを受ければ受けるほど、やや物足りない気分に。
あくまでガイドの体験ですが、調子に乗って温かい石だけで長い間マッサージし続けると、体に熱がこもり、のぼせて具合が悪くなったなんてこともありました。
正直、冷たい石を組み合わせて使ったほうが、血行がさらに促され、コリや筋肉の痛みをスッキリさせる効果があるようです。


また温度だけでなく、大きさも形も違う石がもたらす様々な肌ざわりからも、他のマッサージでは得られない独特の気持ち良さが。
実際ネルソン氏の自宅の周りには、使うことのなくなったいろんな形のマッサージストーンがオブジェのようにいっぱい飾られており、もうこれを見るだけで、この後の施術が一層楽しみになりました！

ここからは、ガイドが実際に受けたネルソン氏のセラピーをレポート。
ネルソン氏の施術を予約する方法もしっかり確認してきましたので、どうぞご注目ください！

ゴッドハンドと石に誘われる、至福のトリップ体験

ガイドがこの日の受けたのは、120分のフルコース。
体を大きくひねるストレッチを行った後、呼吸に合わせてチャクラの上に石を置いていくエネルギーワークを行い、より深いリラックス感を得られるよう、準備を整えます。







その後いよいよ、石のマッサージ。基本的にラストーンセラピーは、コリをダイレクトにほぐす動きは多くありません。しかし温冷の石を交互に体に滑らせていくうちに、驚くほど早いスピードで体のあちこちがほぐれていきます。






それにネルソン氏が要所要所で施してくれる、指圧やオイルマッサージの気持ち良いこと！　ラストーンセラピーを始める前から大人気セラピストだったというのが、すごく納得。触られた箇所だけじゃなく、他の部位まで勝手にゆるんでくるのです。　





部屋中に焚かれたセージの香りや、ネイティブアメリカン伝来のドラムの音が鳴り響く中、100個近い石が、時に体の上や下を通り抜けたり、置かれたり敷かれたり。そのうちに、はっきりしていた意識があらぬ方向に飛んでいきます。
自分の体が温かいのかそれとも冷たいと感じているのか、把握するのが難しくなるにつれ、全身が軽く浮くような、何とも言えない心地よさが訪れるのです。


単に気持ち良い経験なら他でもいろいろ経験しましたが、今回ほどトリップしたのは初めて。施術が終わった後も、しばらく浮遊感は続きました。
ようやく冷静さが戻ってくると、気がつくのはセラピーの高いデトックス効果。術後しばらくはトイレに行くたび、水がありえない色に染まるのです。
トイレの色が薄まる毎に、足のむくみも軽減。亀の甲羅状態になっていた背中からも、けんこう骨のカーブが出現しました。

ネルソン氏のセラピー、ガイドの結論は……

今までいろんなセラピーを受けましたが、メアリー・ネルソン氏の施術は、セラピーというよりも、もはや癒しの「錬金術」！
ハーブや羽根や石など、どうということのない自然のアイテムが、彼女の手を通すことで、素晴らしいものに変化するのです！

一回受ければ満足だー、なんて思って受けてみましたが。もう毎月でも受けにアリゾナへ行きたいくらい。
今年の9月にネルソン氏が来日するそうなので、予約の問い合わせは絶対しようと思います。

予約困難で当たり前。ネルソン氏の伝説の施術を受けるには？

自宅サロンで現役セラピストとしての活動を続けながら、セラピーの講義のために世界中を飛び回るネルソン氏。
どこの国でも講義の合間にセラピーを行う日があるようですが、予約は教え子であるセラピストさんたちの間でも争奪戦となっているそう。

最終的にはネルソン氏の直感で、誰の依頼を受けるのかが決まるそうなので、チャンスは申し込みをした全員平等に。ただし、ラストーンセラピストでない限り、直接申し込みをするのは無理。最初はセラピスト以外でも申し込める、公開セミナーに参加するのが良いでしょう。

ガイドの場合は、東京のラストーンセラピーのサロンに通い、公開セミナーを参加し、「チャンスがあったらぜひ」としこつく言い続け、ようやくチャンスがめぐってきました。
ちょっと面倒くさいですが、それだけの価値が絶対にあります！
スピリチュアルな出来事など全く無縁のガイドでも、彼女のセラピーに心の芯まで揺さぶられましたから。
チャンスさえあれば、またネルソン氏のセラピーを受けたいです。

ちなみに日本は、世界の中でも最もラストーンセラピーが普及した国のひとつだそう。
いきなりネルソン氏の予約は敷居が高くて…というのであれば、自分の近くのラストーンセラピーサロンから出かけてみるのもいいかもしれません。そこから運命のセラピストとの出会える可能性もありそうです。



体にも心にも癒しをもたらすラストーンセラピー。いかがでしたか？アロマにもスウェディッシュにもない、新しい感動体験、ぜひ試してみてくださいね。

■ラストーンセラピーに関する問い合わせ先
ラストーンセラピージャパン
・ＴＥＬ：03-5466-6922
・e-mail：office@lastone.jp
・URL:http://www.lastone.jp/
・メアリーネルソン氏のラストーンセラピー施術料金：￥52,500/120分（2008年参考料金）
※ラストーンセラピージャパンでは、一般参加ができるラストーンセラピー講習会（ガイドはこちらに参加しました）、セラピスト向けラストーンセラピー講習会などを定期的開催中。詳細は問い合わせを