就寝・起床時間を定めることが
メンタル不調の脱出につながる
さらに新5月病対策解説を続けます。いずれも少し生活習慣を見直すだけで、決して難しくはありませんよ。規則正しい睡眠がストレスを少なくします |
ストレスが原因で不眠症となり、体力が落ちてしまうケースもあります。できるだけしっかり睡眠をとりたいのはやまやまなのですが、眠ろう眠ろうと思うと焦ってしまい、むしろ目が冴えてしまう…そんな経験はありませんか?
改善のポイントは、できるだけ規則正しく就寝、起床する時間を設定すること。睡眠のリズムを定めることで、身体が「そろそろ寝る時間」と認識し、不眠症が改善するケースがあるのです。ベッドに入ってもすぐには眠れないかもしれませんが、横になって目をつぶるだけでも神経は休まるものです。
ちなみに、このサイトで何度か触れてきましたが、夜22時~深夜2時の間は、副交感神経が最も活発化し、髪の毛の成長ホルモンが大量に分泌される時間帯です。この間に睡眠を取れれば、ヘアケアの面では特に有効です。ちょっと早くて難しければ、23時には寝るなど多少アレンジしてもいいでしょう。
夏こそカレー!でも、食べ過ぎると太るだけでなく髪の毛にも良くありません |
暑くなってくると食べたくなるのが辛い食べ物です。この時期、激辛カレーや坦々麺、麻婆豆腐など、テレビや雑誌のグルメ情報にたくさん登場してきますよね。
辛味の主成分であるカプサイシンには、血流をスムーズにして、育毛、発毛をサポートする大切な働きがあるのですが、半面、刺激物であるために、過剰な摂取は考えものです。辛党の男性はご注意ください!
入浴で副交感神経を活性化
髪・頭皮、精神を修復せよ
そろそろ南国から梅雨の便りが届き始めています。鬱陶しいだけでなく、抜け毛・薄毛予防の面でも悪い影響を及ぼす可能性がある梅雨。来月の記事で詳しく述べますので、ここではこの時期から始めて習慣化しておきたい入浴についてまとめておきましょう。ゆっくり入浴して副交感神経を刺激 |
温めのお湯を張った浴槽で20~30分ゆっくり入浴すると、リラックスできるだけでなく、頭皮から汗が出て新陳代謝が促進され、毛穴に詰まった皮脂、汚れをシャンプーで洗い流しやすくなります。抜け毛・薄毛、育毛、発毛には有効なことはいうまでもないですね。
しかし、それ以上に注目したいのが副交感神経を活性化させる効果です。先の睡眠の項でも触れた、髪の毛の成長ホルモン分泌だけでなく、メンタル面でも効果的。昼間のストレスでダメージを受けた身体は、夜間に副交感神経によって修復されるので、ゆっくり入浴するのは大きな意味があるのです。というわけで「新5月病」対策に極めて有効なわけですね。
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今回の記事は新5月病対策としてまとめてきましたが、実は5月、6月と期間を限定せず、年間を通じて精神的ダメージを被る人は増えているという深刻な話もあります。今回紹介したノウハウは、今の時期に限らずオールシーズン励行していただき、髪の毛、頭皮を常にいたわるように心がけてくださいね。