文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
寒い冬は運動不足になりがちです。テレビを見ながらつまみ食いをしてたら、春にはブクブクに太っていた、なんてことになりかねません。健康管理は薄毛にとって欠かせない要素。そこで今回は、All About「スピード料理・レシピ」ガイドの野口英世さんのご協力を得て、食生活の改善に役立つレシピをご紹介させていただきます。髪に良い、悪い
食べ物をおさらい
レシピ紹介に入る前に、まずは髪に悪い食べ物をおさらいしておきましょう。要注意なのが、動物性の脂を多く含んだものや塩辛いものなど。また、カプサイシンを辛みの主成分とする唐辛子は、発毛・育毛に大事な血流を良くする働きがありますが、刺激物なので適度な摂取を心がけましょう。逆に髪や頭皮に良いとされている栄養素には、以下のようなものが挙げられます。◎ タンパク質 (髪の毛を構成する)
◎ 亜鉛 (タンパク質を合成し、実際の髪の毛にする)
◎ 銅 (タンパク質を結合し、強化する)
◎ ビタミンC (タンパク質を合成し、実際の髪の毛に)
◎ ビタミンA (髪自体の健康を促進させる)
◎ ビタミンB群 (体の新陳代謝を正常に保つ)
(詳しくは俺の息子はどうなる!? 気になる我が子の髪をご参照下さい)
今回の料理は、亜鉛や鉄などのミネラル成分にビタミンも豊富な牡蠣と、高たんぱく低カロリーで亜鉛なども含まれる納豆を素材としたものです。早速、作り方を見ていきましょう。
~レシピ◆その1~
牡蠣とねぎのピリ辛味噌焼き
1つめのレシピは「牡蠣とねぎのピリ辛味噌焼き」です。料理にかかる所要時間は15~20分です。これが「牡蠣とねぎのピリ辛味噌焼き」です。野口さんのコメントにもあるように、おいしいお酒を飲みたくなりますね。 |
◆材料・分量(2人分)
・牡蠣……1パック
・長ねぎ……1/2本(※青い部分も是非使ってください!)
・塩……小さじ1/4
・小麦粉(薄力粉)……大さじ2
・油……大さじ1/2
(合わせ調味料)
・味噌……大さじ2
・はちみつ……大さじ1(※砂糖の場合、大さじ2)
・酒……大さじ1
・豆板醤……小さじ1/4~(※ラー油や唐辛子などでも)
◆作り方
[1]牡蠣は下処理し、残った水気をキッチンペーパーでおさえ、小麦粉をまぶします。
[2]合わせ調味料の材料を混ぜます。(※フライパンに直接加えてもOKです!)
[3]長ねぎは5センチ幅に切り、縦半分もしくは縦4等分に切ります。
[4]フライパンに油を入れ、牡蠣の両面に焼き色がつくよう、中火で焼きます。
[5]長ねぎを加え、軽く炒めます。
[6]合わせ調味料を加え、全体を混ぜながら、さっと炒めたら、出来上がり!
◆野口さんの「ココがポイント!」
【牡蠣の下処理もこれで簡単!】
下処理が難しそうに思える牡蠣ですが、やってみると、意外に簡単。ここで手を抜かず、しっかりと下処理をほどこしましょう。 |
ざるとボウルを用意し、牡蠣を入れます。牡蠣に塩をふり、軽くもみこんだら、水を加えてざるをふるようにして洗います。ざるをあげ、ボウルの水をすてます。再度、水を加えたら、さっとざるをあげます。優しくざるをふり、水気を切ったら、下処理も完了です。
◆野口さんの「オススメコメント」
亜鉛や鉄などのミネラル、ビタミンも豊富で、「海のミルク」とも称される牡蠣。ヘアケアはもとより、生活習慣病にも効果的な食材と言われています。今回は牡蠣同様、今が旬で栄養価の高い長ねぎを合わせて、ピリ辛甘味噌風味の牡蠣のおつまみを紹介してみました。
帰宅してからの料理は、ちょっぴり面倒に感じるかもしれません。ですが、美味しいおつまみと「お疲れ様」の1杯のために挑戦してみたら、思いのほか簡単、楽しかったなんてことも。実は料理って、気分転換やストレス解消にも一役買ってくれるのです! あなたの健康や髪を気遣ったおつまみ作り、無理のない範囲ではじめてみませんか。
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