文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
髪の毛って何本あるの? その寿命は? 太さはどれくらいで、1日に何本くらい抜けるの? そうした数字は1度は耳に入っても、案外素通りしてしまいがち。今回は、そんな髪の毛にまつわる数字を集めてみました。みなさんはどれくらい、髪にまつわる数字をご存じですか?
まずは基本的な
髪にまつわる数字をチェック
知っていそうで知らない髪にまつわる数字。それを知ることで、案外、薄毛対策の道筋が見えてくるかも知れません。 |
髪の毛の寿命。
髪の寿命は平均して2年~6年といわれています。
◎10万本
平均的な髪の毛の総本数。
黄色人種は8~12万本といわれています。なお、毛根の数は、生まれた時点で決まっており、その後、増えたり減ったりすることはありません。
◎1cm~1.5cm
1ヶ月に伸びる髪の毛の長さ。
個人差はありますが、髪の毛は1日に0.3mm~0.5mm伸びるといわれています。仮に1日に伸びる長さを0.5mmとして、1ヶ月を30日とすると
0.5mm×30日=15mm
という計算式が成り立って、1ヶ月に約1.5cm伸びるというわけです。試しに床屋さんで「1ヶ月分短くしてみてください」と言ってみてださい。1cm~1.5cmくらい短くしてくれるはずです。ちなみに、スケベな男性は髪の毛が伸びるのが早いといわれていますが、明確な根拠はありません。
◎22~25時
髪の毛が成長する時間帯。
みなさんも私も、この時間帯に睡眠がとれるようにしたいものです。
ドライヤーは髪の毛から距離をとって使い、一か所にあてすぎないことが大切です。 |
髪の毛を乾かすドライヤーの温度の上限。
髪の毛を傷めない温度の上限が60度程度で、それ以上になってしまうと髪の毛を傷めてしまうというわけです。髪の毛はケラチンというタンパク質の一種。タンパク質は熱によって性質が変わってしまう、つまり熱に弱い物質なのです。ちなみに、ドライヤーの熱はだいたい90度ぐらいです。なので、ドライヤーを使う際には、髪の毛から離れたところから使う、同じところにあて続けない、などの配慮が必要です。ドライヤーを使ったヘアスタイリングで、髪の毛が思うようなカタチにならない時は、水を付けてから、あらためてドライヤーをあてるようにしてください。
◎50~100本
1日に抜ける髪の毛の本数。
1日に50~100本の髪が抜け、その分、新しい髪が生えてくる。私たちの髪は、そうした日々を繰り返しているのです。
◎0.07mm
髪の毛の太さの平均。
髪の毛の太さは、0.05~0.15mm。平均で0.07mmです。髪の毛の太さは、健やかな髪の毛のバロメーター。実際に測ってみる人は少ないでしょうが、「最近細くなった」と感じたら、薄毛対策を講じましょう。
髪の毛にまつわる数字、まだ続きます。 次ページは、もう少しマニアックな数字が登場します。