文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)


薄毛のケアに興味を持った人があれこれ情報を集めようとした場合、よく目にするキーワードの1つが「AGA」。これは、Androgenetic Alopeciaを略したもので、男性型脱毛症、俗にいう「若ハゲ」のことです。科学技術の発達により、近年ではこのAGAの治療法も進んでいます。病院(皮膚科)や発毛・育毛サロンが取り組むAGA治療とはどのようなものなのか、見ていきましょう。

AGAとは、俗にいう「若ハゲ」のこと

驚く男性
AGA治療とはどのようなものか、知っていましたか?
AGAの症状には、20代から30代という老年性脱毛にはまだ早い時期なのに段々と額が後退していくM型薄毛、頭頂部がカッパみたいに薄くなるO型薄毛、あるいはその2つが同時進行していく複合型薄毛といった症状があります。

M型薄毛は、男性ホルモンのテストステロンが酵素により変換されてできたジヒドロテストステロン(DHT)の働きによって、発毛サイクルの乱れを引き起こすことが原因となります。O型薄毛は、頭皮の血行不良によって髪の毛に栄養が行き渡らなくなることが主な原因で生じるものです。

AGAの原因として、男性ホルモンの作用、頭皮の血行不良を挙げましたが、ストレスや生活習慣の影響も無視できません。AGA治療では、こうした薄毛の原因を探りながら、改善を目指してゆきます。

東洋医学による治療もある

颯爽と歩くサラリーマン
ストレス解消や生活習慣の見直しもAGA治療には欠かせません。
AGA治療の具体的な内容には、植毛など(外科的治療法)、薬剤を塗る(外用療法)、薬剤を服用する(内服療法)といった療法が見られます。

治療法を誤らなければ、特に薬剤を使ったAGA治療法は、細胞の老化を原因とする老人性脱毛症よりも比較的高い治療効果が期待できるのが特徴です。ストレス解消や生活習慣の見直しと並行して、薬剤によるAGA治療を続けていくわけです。生活習慣の見直しを重視して、食事療法をミックスした治療を行っているケースもあります。

また、東洋医学によるAGA治療も進められています。マッサージと指圧、針、灸の技術を駆使して、脳と中枢神経を活性化させ、身体の自然治癒能力を向上させつつ、本来の髪の毛を取り戻そうというものです。この東洋医学の考え方をメジャーな(西洋医学の)AGA治療にミックスする試みも珍しくありません。

次ページでは、具体的な治療の内容を見ていきます。