AGA治療法とは一体なに?
AGA治療、あなたは知っていますか?
AGAとは、俗にいう「若ハゲ」のこと
AGA治療とはどのようなものか、知っていましたか?
M型薄毛は、男性ホルモンのテストステロンが酵素により変換されてできたジヒドロテストステロン(DHT)の働きによって、発毛サイクルの乱れを引き起こすことが原因となります。O型薄毛は、頭皮の血行不良によって髪の毛に栄養が行き渡らなくなることが主な原因で生じるものです。
AGAの原因として、男性ホルモンの作用、頭皮の血行不良を挙げましたが、ストレスや生活習慣の影響も無視できません。AGA治療では、こうした薄毛の原因を探りながら、改善を目指してゆきます。
東洋医学によるAGA治療もある
ストレス解消や生活習慣の見直しもAGA治療には欠かせません。
治療法を誤らなければ、特に薬剤を使ったAGA治療法は、細胞の老化を原因とする老人性脱毛症よりも比較的高い治療効果が期待できるのが特徴です。ストレス解消や生活習慣の見直しと並行して、薬剤によるAGA治療を続けていくわけです。生活習慣の見直しを重視して、食事療法をミックスした治療を行っているケースもあります。
また、東洋医学によるAGA治療も進められています。マッサージと指圧、針、灸の技術を駆使して、脳と中枢神経を活性化させ、身体の自然治癒能力を向上させつつ、本来の髪の毛を取り戻そうというものです。この東洋医学の考え方をメジャーな(西洋医学の)AGA治療にミックスする試みも珍しくありません。
近年活発になってきた薬剤によるAGA治療
前立腺肥大症の治療薬の開発中、偶然に発見されたのがM型薄毛に効果的なプロペシア。
そのうちの1つ、フィナステリドを主成分としたプロペシア(万有製薬)が効果を発揮するのがM型薄毛の治療に関して。プロペシアはDHTの作用を邪魔する働きを持ち、発毛サイクルを正常に保つのです。
もう1つの、ミノキシジルを主成分としたリアップ(大正製薬)はO型薄毛の治療に効力を発揮します。理由はミノキシジルが血行を活発にする働きを持っているから。頭皮の血行不良を原因とするO型薄毛に効果があるというわけです。
このミノキシジルは血圧降下剤として開発された薬剤。一方のフィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発された薬剤で、投薬の結果、偶然に発毛効果が確認されたものです。我が国ではリアップが1999年、プロペシアは2005年の発売と、比較的最近になって身近な薬となりました。プロペシアは“飲む毛生え薬”とも呼ばれるように内服薬で、リアップは頭皮に塗る塗布剤です。
AGA治療薬の副作用に要注意、必ず処方箋を!
今もなお、いろいろな研究が行われている。
複合型薄毛の人は、プロペシアとリアップを同時に使用するケースもありますが、2種類の薬剤を使うわけですから、副作用の問題がないか、よく医師や薬剤師の指示を仰ぐことが大切です。
フィナステリドとミノキシジルのように、今後も、新しい薬剤や技術の開発によってAGA治療が一変する可能性はまだまだあります。昨年は東京理科大学と大阪大学の共同研究グループによって、マウスの毛を再生する実験に成功したという発表がありました。同研究グループによると、「人間の毛髪を再生するのは5年以内(昨年から数えて)にできそう」とのこと。それが実現すれば、多くの人の髪の悩みが解消されるわけですね。
このように、日進月歩の科学技術によって、明日のAGA治療が切り開かれていくわけです。これからもまた、最新のAGA治療を紹介していきますので、楽しみにしていてください。
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