文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
12月~1月といえば宴会シーズン。食事の栄養バランスが偏りがちなこの時期は、ヘアケアにも悪影響を及ぼしがちな季節です。そこで、髪の毛の健康を気にするあなたに、宴会メニューの中でも気をつけたい食べ物、逆に、積極的にとりたい食べ物などを、忘年会、おせち料理の中からピックアップしました。
宴会に付き物のお酒は、やっぱりNG!?
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アルコール自体が髪の毛に直接悪いということはありません。ストレスは髪の毛に悪いのですが、お酒を飲んでストレスを発散できるなら、髪の毛にとってプラスの存在だとさえ言えましょう。
しかし、お酒を飲み過ぎると、髪の毛を構成する栄養素のタンパク質をつくる臓器・肝臓が弱ります。つまり、深酒は間接的に髪の毛に悪いということになりますね。
もちろん宴会でお酒を飲まないのは、つまりません。「飲むな!」というのは酷な話ですので、"深酒を頻繁に繰り返すことは、やめましょう"というアドバイスにとどめておきましょう。
気を付けたい食べ物は、こんなにある!
まず、髪の毛に悪いと思われる食べものには、塩辛いもの、動物性の脂を多く含んだもの、刺激の強い香辛料
──などがあります。ですから宴会での料理も、これら以外をチョイスして食べましょう。メニューとしては、次のようなものを食べ過ぎないように。
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ただこれらも、使われる素材によって善し悪しは大きく違ってきます。たとえばフライ類。鳥肉は脂分が少なくタンパク質を多く含んでいます。それを植物性の油で調理したのであれば、特に髪に悪いメニューだとは言えません。しかし、脂身の多い豚肉をラードなどの動物性油脂で揚げたりすると、髪に良く?いメニューになってしまうのです。
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伝統的おせち料理には、髪の毛に悪いものは少ないといえます。ただし、保存がきくおせち料理には、塩分を多く含んだものも少なくありません。塩分の取りすぎはやはり控えた方がよさそうです。
最近では、宴会メニューのようなものを盛り込んだ洋風おせち、中華おせちを用意する家庭もあるので(上記【宴会メニュー】がそのままお重に入っていたりします)、その場合もご注意を。