スキー台を登れる性能が100万円以下で手に入る!?
自動車評論家をはじめ多くの人々に賞賛をあびた美しいスタイルは、あのアウディTTクーペのデザインコンセプトが生かされているといいます。その上、ボディサイズは先代のA6とほぼ同じながら、室内空間を広げるなど、居住性も十二分に確保されているのです |
みなさん、スキージャンプ台を登ったアウディを覚えていらっしゃいますか? テレビCMで3年前に話題となったのは現行のA6ですが、実は1986年にも同じようなCMをアウディは作っています。その時は100CSクワトロ。A6の祖先ですね。つまりA6は「スキー台も登れる」という車だというわけです(あまり試したくはありませんが)。
旧型アウディA6は、それまでのアウディのイメージや品質を一気に変えた、エポックメイキングな一台です。MベンツともBMWとも違うスポーツ性能を備え、クーペのような美しいスタイリングをまとい、長距離ドライブも軽々とこなせる快適性を保ち、インテリアの質感の高さは絶賛されました。軽量化のためアルミニウムが多用され、デビュー時は2.4Lと2.8Lエンジンに、DSPを備えた5速ティプトロニックが組み合わされています(01年3月に2.7Lターボが追加)。
特徴的なリアエンド。丸みのある流れるようなラインは、当時の他の車とは明らかに異なり、現在の4ドアサルーンの主流となっています |
MベンツやBMWに比べ、アウディは車好きが見ない限り旧型かどうかがなんてわかりません。また例えわかったとしても、この旧型モデルのスタイルは非常に美しいので「お、いいの乗ってるなぁ」で終わり。とても100万円以下だなんて思われないでしょう。なんちゃってセレブになれます。そこも今回のオススメのポイント。
ではなぜ、この時期だから特に強くオススメするのか。それを次ページで、じっくりと見ていきましょう。