走行650km！の現行デミオが100万円以下！(2ページ目)

欧州車風味なのは見た目だけでなく、走りの味も、何もかも！

センタークラスターの形状や、エアコンの吹き出し口など、外観だけでなく内装も個性的。また13C-Vに標準装備となるフルオートエアコンは、花粉症の方にはぴったり。アレル物質やウイルスなどを捕捉し、人体に影響のないようにしてくれる「アレルバスター搭載フィルター」付きです

現行のマツダデミオは、先代に比べ約100kgもダイエットして登場しました。このクラスで100kgって、相当すごいことです。燃費の向上に大きく貢献するのはもちろん、セッティングの妙も相まって、走って楽しいというデミオの長所をさらに伸ばしました。今のフランス車が忘れてしまったヒラヒラ感が、このデミオにはあるのです。そこが多くの自動車評論家たちの心を揺さぶりました。私も、一介の編集部員ですが、胸の奥をむんずと捕まれた一人です。

そのヒラヒラ感、しなやかな走りの味が個人的に一番強いと思ったのは、今回取り上げたグレード13C-Vです。しかもエンジンは低燃費を実現するために、同車種に唯一搭載されたミラーサイクルエンジン。これにCVTが組み合わされています。加速はスムーズで街中はおろか高速道路でも申し分なく、それで10・15モード燃費が23.0km/L。ライバル・ホンダフィットに対し、わずかに1.0km/L及ばないだけです。

タバコの臭いやホルムアルデヒトなどの成分を分解・消臭する「消臭天井」や、コーヒーやジュースをこぼしてもしみこみにくい加工が施された「クリーナブルシート」を13Fを除く全車に標準装備

スタイリングがまたいいと思いませんか。日本車ばなれしていて、どことなくイタリア車的な雰囲気もあって。さらに13C-Vは同車種唯一のフルオートエアコン標準装備。また前ページで触れた今年7月の一部改良で、全車オーディオレスが標準となりましたが、それ以前の13C-V（今回見つけた中古車も含む）ですからCDプレーヤーが備わっています。

ちなみに、デミオを褒めているのは日本の自動車評論家だけではありません。世界各国の自動車ジャーナリストが選ぶ「2008世界（ワールド）カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、さらに「2008世界カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」もファイナリストに選ばれました。他にも世界各国であまたの賞を受賞しているのです（興味のあるかたはメーカーホームページをご覧ください）。

そんなデミオが、わずか650km走っただけで新車の27％も安い価格で売られている。しかも購入時の税金が安くなるにもかかわらず…。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。100万円で十分あなたの生活を彩る一台が見つかります。一度、探してみててはいかがでしょう。

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