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あのセンチュリーが100万円台!?(2ページ目)

新車時約1000万円のトヨタセンチュリーが、ついに100万円台前半で買えるようになってきた。同車は国産唯一のV型12気筒エンジンを搭載し、また匠の技が奢られた、国内最高級セダン。乗るなら今だ!

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

世界のトヨタが魅せる、センチュリーだけの“匠”の技

トヨタ センチュリー 後席の内装
リアシートはマッサージ機のようにバイブレーション機能が備わります。シートバックからは冷風を出すことも可能
センチュリーの魅力はV12だけではありません。内装のウッドパネルはトヨタの専門職人が、美しい木目部分だけを選んで手作業で寸分の狂いもない木目合わせを行っています。また鳳凰エンブレムは5層塗装&5回焼き付けされ、これまた専門の職人が目で判断し、輝きとツヤをチェックしています。電子制御のエアサスと最高級車にふさわしい、恐ろしいほどの静粛性で、乗り心地で不満などまず出ないでしょう。また前席だけでなく後席まで電動パワーシート、後席はマッサージ機能付き、シアターサウンドシステムなど快適装備もふんだんに揃えられています。

トヨタ センチュリー 鳳凰エンブレム
フロントグリルに燦然と輝く鳳凰のエンブレムは、職人による手彫りによって金型が作成。最新技術がてんこ盛りの車ですが、そういった“職人技”が味わえるのも、この車ならでは
1997年に登場した現行モデル、100万円台で見つかるのは……2002年式まで。走行距離は10万km超ばかりとなります。「え、そんなに走っているの?」ですか? バカを言っちゃいけません。何のためにトヨタがわざわざV12を、たった1モデルのために開発したと思いますか? トヨタの威信をかけて、日本の頂点を目指し作られた車ですよ。たかだか10万や20万kmなんてまったく問題ありません。

加えて言うならば、ショーファーカーとしての使用されていたのであれば、一般家庭などで乗られていた車よりは、整備が行き届いた車も多そうだと考えられます。見たことありませんか? 羽根箒でいつも運転手さんが車をきれいにしている姿を……。消耗品をきちんと定期的に変えていそうでしょ? 二部上場企業にはちょっと手が出しづらい、おそらく一部上場でなおかつ業界ではトップクラスの社長や会長クラスしか乗れないような車です。そういったところをケチるわけがないでしょう。部品的にくたびれていそうなのは、運転席シートとリアシートくらいかもしれません。購入する際はその辺を見るだけでいいでしょう。また前オーナーがきちんと整備していたかどうかを整備点検記録簿で確認することを忘れずに。できればいつもディーラーで整備していた1オーナー車を狙いたいところ。

それにしてもセンチュリーが100万円台から探せるなんて……。いい時代です、間違いなく。

他にもおいしい中古車は、意外とあるものです。あなたも探してみててはいかがでしょう。

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カーセンサーnet
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