ステアリングはパーキングスピードではあっけないほど軽いが、30km/hぐらいになるとしっとりした重さになる。そのステアリングを切ったときのノーズの動きは、同じV6を積むセダンやSWより素直。その後もノーズの重さはあまり感じず、思いどおりのラインを描いてくれる。ショックアブソーバーをオートからスポーツに切り替えると、乗り心地がかなり固くなる代わりに、さらにソリッドな動きを手に入れることができる。



クーペのサスペンションは、形式はセダンと同じだが、スプリングの硬さは前後とも10%アップ。結果としてフロント10mm、リア23mmローダウン。さらにトレッドはフロント10mm、リアは65mmも広げた。ただ低く硬めただけではない。406クーペがそうだったように、リアのトレッドをフロントより広げることで、曲がりやすいクルマに仕立てているのだ。プジョーのクーペのこだわりは、407にも生きていた。



同じ407のセダンやSWよりエレガントでドレッシーな仕立てと、おとなっぽい乗り心地を手にしつつ、ペースを上げればスポーツモデルにふさわしい切れ味を見せてくれる。クーペとはどういう乗り物なのか。107年も前からこのカタチを作っているプジョーは、それをよくわかっていた。



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