プジョー/プジョー

ロードインプレッション 406クーペでロングツーリング

今年のフレンチブルーミーティングは、マイナーチェンジしたプジョー406クーペで往復した。500キロをともに過ごしたら、いままで気づかなかったこのクルマの良さがいろいろ見えてきた。

執筆者:森口 将之




今回のマイナーチェンジでいちばん大きく変わったのはフロントまわり。写真で見てわかるように、インテークが大きくなって、中のバーがメッキになった。もうすぐデビューする407と雰囲気を合わせたのかもしれない。ナンバープレートの取り付け位置が下に移動し、フォグランプが小さな丸型になったことも特徴。サイドではアルミホイールが、6スポークから5スポークに変わった。



試乗車はボディカラーがハイペリオンブルーで、インテリアはアレザン(タン)レザーの組み合わせ。クーペは左右両ハンドルが選べるが、試乗車は左だった。インテリアは、ダッシュボードのセンターパネルがシルバーになり、助手席側のグローブボックスとステアリングの一部をシートと同色にコーディネイト。クーペらしいドレッシーな空間になった。



シートはいままでどおり。プジョーとしてはかなり固めだが、形は文句なし。2日間で約500キロを走っても、全然疲れなかった。ドライビングポジションで気づいたのは、左ハンドルなのにペダルが左に寄っていたことと、座面を傾けた、イタリア車風の姿勢がちょうどよかったことだ。シートが低いぶん、ペダルが近くなったためかもしれないが、やっぱり仏伊混血なんだと思ったりもした。



トランクはクーペとしては広いほう。ひとり分の1泊2日の荷物とカメラの機材を、楽勝で収めてしまった。しかも必要とあればトランクスルーにもできるし、そのためのレバーがトランク側にあって、色も赤で見つけやすいなど、クーペといえども使いやすさを犠牲にしていないあたりがプジョーらしい。
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