6月5日に発表された日本仕様のクーペ407は、3リッターV6エンジンと6速ATを組み合わせた1車種で、右ハンドルと左ハンドルが選べ、価格は549万円。試乗したのは左ハンドルだった。6色あるボディカラーに対して、インテリアカラーが4色用意されるのが特徴のひとつで、今回はアレクサンドリア・ブルーのエクステリア、ラマ・レザーのインテリアというコーディネーションをお借りした。



長く重いドアを閉じてキャビンに収まる。シートのヒップポイントは同じ407のセダンやSWより20mm低く、9mm後ろになっている。ウインドスクリーンの丈が詰められているので、最初は取り回しがしにくそうな印象を受けたが、すぐに慣れた。むしろこの低さと、強く傾いたウインドーに合わせるように、シートバックをいつもより倒したポジションをとることで、スポーティな気分を手に入れることができる。



目の前のインパネはセダンやSWとほぼ同じだが、メーターを専用としたり、アルミパネルを与えたりして、少しだけ精悍な印象。専用デザインのドアトリムは、のびやかなカーブがエレガントだ。そして、307CCスポーツに続いて採用したインテグラルレザーの2トーンが、華やかな雰囲気を高めてくれる。もちろんシートもクーペ専用。座り心地は固すぎず、セダンやSWのレザーシートよりタイトな着座感が心地よい。