セダン同様に406よりもサイズを拡大し居住性を高めた

最近のプジョーは、ニューモデルを発表するとき、まずコンセプトカーとしてモーターショーに登場させ、その後市販型をデビューさせることが多い。407クーペもそうで、エクステリアはアルミホイール以外は、ジュネーブ・ショーに姿を見せた407クーペ・プロローグと同じ。つまりプジョーのクーペとしてはひさしぶりに、ピニンファリーナが関係しないボディとなる。



ボディサイズは全長4815mm、全幅1868mmで、406クーペと比べると200mm長く、58mm広い。同じ407のセダンとの比較では130mm長くなっているが、全高はクーペらしく1.4m以下に抑えられている。車両重量は1525~1724kgと重くなっているが、これはあとで書くように、V6ディーゼルATという仕様が用意されているためもある。



406クーペに対するアドバンテージのひとつは室内の広さで、長さは1.72mで5.8cm長く、ひじの部分の幅はフロントが1.54m、リアが1.23mと12.8/14.2cm広くなっている。インパネはアルミパネルと手縫いのステッチによるレザーでドレスアップ。セダンやSWより20mm低く、9mm後ろに置かれたフロントシート、2人掛けのリアシートはともにバケットタイプだ。トランクは400リッターで、6:4分割のリアシートを倒して空間を広げることもできる。



ドアが大きくなったことで気になる側面衝突に対しては、サイドシルにモノブロックタイプの補強材を追加し、ドア内部には3本ものインパクトチューブを内蔵するなどの対策を施している。エアバッグは運転席/助手席フロント/サイド、カーテン、そしてステアリングコラムと7個装備している。