VW(フォルクスワーゲン)/シロッコ

復活したシロッコと6代目ゴルフの関係は?(4ページ目)

4月にゴルフが6代目にスイッチしたと思った矢先に、ウワサどおりシロッコが復活を遂げた。ゴルフの基本コンポーネンツを共有するスポーティモデルというシロッコの位置づけは初代と同じ。両者の関係を探る。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

高い実用性とスポーティな演出

オーソドックスなデザインのインパネ。両グレードともパドルシフトが備わる
インテリアは、インパネがゴルフではなくイオスと共通で、ゴルフに比べるとヒップポイントが低く、サイドサポートが強めのシートが備わるので、居心地はだいぶシロッコのほうがスポーティな感覚となります。

ラゲッジルームは312L(ISO法)を確保し、後席を倒せば最大1006Lまで拡大可能後席は、さすがにゴルフと同等とはいえませんが、乗り込んでしまえば、平均的な成人男性の使用にも耐えうる広さが確保されています。ラゲッジスペースも、ハッチゲートの開口面積こそ小さいのですが、中はけっこう深く、けっこうな容量。いざとなれば4人が乗れるし、荷物もたっぷり積めそうです。ちなみに乗車定員は、ゴルフが5名で、シロッコが4名となっています。


2.0TSIには運転席8WAYパワーシートの付くレザーシートが備わる。後席も完全独立
シロッコは、ゴルフのスキンチェンジにとどまらないクルマ。極めてオーソドックスなまとまりを見せるゴルフに対し、ゴルフに通じる実用性を持たせながら、各部にスポーティな「演出」を与えたクルマといえるでしょう。見た目から感じた期待を裏切ることのない魅力を十分に身に着けたクルマだと思います。

ところで、ゴルフの場合は、トータルバランスに優れるベーシックなコンフォートラインを推したいところですが、シロッコでは、価格はだいぶ高くなりますが、よりスペシャルな雰囲気を味わわせてくれる2.0TSIのほうをオススメしたいと思います。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます