一種異様なオーラを漂わせる、何かが違う“R36”

パサートヴァリアントR36
ミドルクラスワゴンのパサートヴァリアントに追加された、ハイパフォーマンスモデル“R36”。日本ではゴルフR32に次ぐRシリーズの第2弾となる。全長4820×全幅1820×全高1490mm

先日、近所の商店街を歩いていて「うわぁ、やられたなあ」と、ちょっと羨ましく思ったことがあった。真っ黒のパサートヴァリアントR36が低い音を商店街にこもらせながら、ゆっくり通り過ぎていったのだ。

フツウの人から見れば、おそらくフツーのワゴンだろうし、ちょっと興味がある人でもVWの何か違うやつ(ゴルフやビートルではないというくらいの意味)、くらいにしか思わないはず。乗り出し600万円以上の高性能ワゴンだと気付くのは、あの夕方の商店街でボクくらいのものだったと思う。

パサートヴァリアントR36
パサートヴァリアントR36
広く使い勝手も良いフラットなラゲージスペースなど、VWのワゴンモデルらしく実用性ももちろん高い
まず、そこが格好いい。スリーポインテッドスターならば、AMGじゃなくてもある程度の関心をもって見られるはずのところを、あえてパサートの、しかもR36を転がす。イメージカラーのブルーなら、また違う興味を引いたはずなのに、あえて渋いブラックというところがまたいい。ガイシャ乗りの極意だと思う。ボクもR36に乗るなら黒か、赤だ。

知る人ぞ知る、もしくはツウの極致とでも言おうか。商店街を走るディープブラックパールエフェクトのパサートヴァリアントR36が、一種異様なオーラを漂わせていたのは間違いない。

パサートヴァリアントR36
シルバーフロントグリル、専用バンパーやリアスポイラーなど内外装に専用パーツが多数装着される。235/40R18タイヤとブルーブレーキキャリパーも採用する
パサートヴァリアントR36
レザーとアルカンタラを使った専用スポーツシートを装着。室内もアルミパネルなどでスポーティさが演出されている

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