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カーナビDIY取り付けのためのカン所(2ページ目)

据え置きタイプのカーナビ装着というと、DIYで行うにはかなりハードルが高いように思われますが、ポイントを抑えれば十分に可能です。そこで、今回はスムーズにカーナビを装着するためのノウハウを紹介します。

執筆者:宮島 小次郎

作業に必要な情報を事前にリサーチする!

車速信号
車速信号の取り出し位置は、車種によって異なるため、事前の調査が不可欠だ
カーナビ装着に必要なアイテムが揃ったところで、次に行うのが情報収集です。まずは配線作業に関する情報を集めます。取り付けキットを利用すれば、電源やアンテナ、スピーカーなどの面倒な配線作業はほとんどカプラーを付け替えるだけで完了するはずですが、問題は自車位置を正確に測定するために必要な車速信号の取り出しです。

ポータブルタイプでは、取り付けを簡単にするため、ほとんどのモデルで車速信号を利用しない方式としているため、据え置きタイプの長所を引き立てるためにも、ぜひ車速信号の入力は行いたいところです。ただし、車速信号の配線位置は車種によっても変わってくるため、ここは事前のリサーチが欠かせません。

最近の国産車では、カーナビの取り付けを考慮して、オーディオ近くに車速信号のハーネスが来ていることも多いようですが、少し前のモデルではデフなどに設置された回転センサーからの配線から直接拾ったりするケースもありました。また、輸入車の場合は、メーターパネル裏の配線やエンジンCPUへの配線に接続するなど、車種によってその接続場所は大きく異なってきます。

内装バラシ
パネルを脱着する際は、キズを防ぐため周囲を養生すること、キズが付きにくい工具を使用することがポイント
そのため、車速信号の取り出し位置は、取り付け作業に入る前に必ず確認しておく必要があります。最近はインターネットで検索すれば、DIY好きのユーザーが丁寧に作業方法を紹介しているサイトも見つかりますし、カーナビメーカーが車種別の取り付け情報を紹介しているサイトもありますので、そうしたものを参考にするのもいいかと思います。どうしても分からない場合は、カーディーラーに問い合わせてみるのもいいでしょう。

また、車速信号の取り出し位置と合わせて、カーナビを装着するためのインパネのバラし方なども調べておくと作業をスムーズに進めることができます。最近のモデルでは、インパネを含めた内装のパネルは、樹脂製のファスナーなどで固定されていることが多く、工具が必要なビスの使用は要所に限られています。

カーオーディオを交換した経験がある方なら、何となくそのあたりのカン所もつかめると思いますが、初めて作業するクルマの場合などは、事前に情報を仕入れておく方が確実です。特にフィルムタイプのアンテナを装着する際に、配線をAピラーやルーフライニングの内側に這わせる場合には、そのあたりの作業手順もしっかりと確認しておくといいでしょう。

こうした事前の準備を万全に整え、実際の作業に取り掛かる前にしっかりとアタマの中で手順をシュミレーションしておくことで、難しそうに思えるカーナビ装着も段取りよく進めることができるはずです。



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