簡単お手軽ボディコート剤を試す その２(2ページ目)

塗り伸ばしやすく、樹脂レンズやガラスにも効果的

施工はボディが乾いた状態でも、濡れた状態でも可能だ

次にクリーンイノベーターを試してみました。こちらは水溶性の液体をスプレーするお馴染みのタイプで、使い方はバリアスコート同様、ボディに直接吹きかけてもいいし、ウェスにとって塗り伸ばしてもいいでしょう。ボディは乾いた状態で作業した方が良さそうですが、濡れた状態でも問題ないので、やはり洗車後の拭き取りと合わせて行うこともできます。

水溶性ということもあってか、溶剤は非常に塗り伸ばしやすく、作業性は良好です。説明書には乗用車のドア1枚あたりスプレーを3プッシュくらいが目安と書かれていますが、2回くらいでも十分に行けそうな感じです。溶剤は柑橘系の匂いで、環境にも優しそうです。

樹脂製のテールレンズに塗布してみたところ、輝きを取り戻した

クリーンイノベーターでも、洗浄作用があるとの触れ込みですが、ウェスで塗り伸ばした感じでは、それほどウェスに汚れが付着しなかったことから、洗浄作用については特筆すべきほどのものは感じませんでした。やはり汚れや水アカなどが気になる場合は、専用のクリーナーなどを使った方が効率的です。

ガラスや樹脂素材など、幅広い用途に用いることができるのもクリーンイノベーターの長所ですが、特に樹脂製のテールレンズに塗布してみたところ、汚れや薄いキズなどで少しくすんで見えたレンズが見事に輝きを取り戻しました。

ウィンドウに施工することで、ガラス撥水剤に匹敵する効果を発揮

ウィンドウにも施工してみたところ、かなり撥水性が高く、雨粒が吹き飛んでゆく様は、ウィンドウ専用の撥水剤に匹敵するほどの効果です。ただ、クルマによっては、ワイパーの滑りが悪くなり、ビビリの原因となることもあるようですから、フロントガラスへの施工は避けた方がいいようです。


コーティング後の塗装面の光沢感については、バリアスコートとそれほど違わないように感じられました。気になるのは、コーティングの効果がどれくらい持続するか、という点ですが、それについてはまた今後折を見て結果をレポートしたいと思います。