コンプレッサーの抵抗を抑え、エアコンの作動効率をアップ

 製品イメージ
エアコンガスを交換するだけで、エアコン作動時のパワーロスや燃費の悪化を抑えることができるという画期的なガス
当サイトでは、これまでにもカーエアコンのメンテナンスに関する話題をいろいろと取り上げてきましたが、今回紹介するのは、交換するだけでエアコン作動時のパワーロスや燃費の悪化を抑えられるという画期的なエアコンガス『HC-12a』です。ガスを交換するだけ省エネに繋がると言われても、ちょっと分かりにくい話かと思いますので、まずはそのあたりの解説から。

クルマに限らず、エアコンが作動する上で核となっているのが、ガスを圧縮する働きをするコンプレッサーです。カーエアコンでは、このコンプレッサーをエンジンの動力を利用して駆動しています。そのため、エアコンを作動させると、エンジンの力がコンプレッサーに食われ、エアコンを使っていないときよりも燃費が悪化したり、同じようにアクセルを開けているつもりでも、パワーが足りないように感じられるのです。

HC-12aは、このコンプレッサーがガスを圧縮するときの抵抗を抑えることで、エンジンのパワーロスを減らすことができるというものなのです。最近は似たような効果をうたった商品で、エアコンガス添加剤といったものも売られていますが、こちらはガス自体にそうした性質があると考えると分かりやすいかと思います。

HC-12a
オズテクノロジー
HC-12a
価格/4935円(170g)
問/アース・アイ tel042-512-8308
では、HC-12aとはどのようなガスなのかというと、これはもともとアメリカの オズテクノロジー社が開発したもので、従来のエアコンガスのような環境破壊の原因となる物質を含まない天然素材を成分としたものです。その主な成分は、イソブタンやプロパンなどの炭化水素類になります。プロパンと聞くと、可燃性だけど漏れても大丈夫なの? という気もしますが、HC-12aでは特殊な配合によって発火点を891度にまで引き上げているので、クルマでの使用には全く問題ないといいます。

炭化水素は、もともと大気中に存在するものですから、仮に漏れたとしても従来のフロンや代替フロンのようにオゾン層へダメージを与えることはないので、エコロジーの観点からも非常におススメできるものです(もちろん、漏れないに越したことはありませんが)。

ガス交換
ガスの取り扱い方は、通常のエアコンガスと同じ。ただし、入れ過ぎには注意が必要だ
実際の取り扱いについては、従来のR12やR134aと混合することもでき、コンプレッサーオイルもR12、R134aいずれのものにも適合します。そのため、補充用としても使うことができますが、その効果を確実に引き出すためには、やはり一度現在使っているガスを抜いてから、完全に入れ替える方が効果的とのことです。

HC-12aは1缶170gで4935円とエアコンガスとしてはかなり高価ですが、充てん量は従来の35~40%で済むため、トータルで見ればその価格差はもう少し縮まるはずです。また、コンプレッサーの抵抗が減ることで、コンプレッサー自体の劣化を抑えられる効果も期待できますから、少し古めのモデルにもいいかもしれません。さらに、古いクルマでは、レトロフィットなどの作業なしで、使用できるという点もメリットといえます。

次ページでは、実際の使用レポートを紹介します