光触媒の作用で雨水をガラス面に馴染ませる!?

雨の日の走行
雨の日に安全に走行するためには、何よりも視界の確保が大切だ
雨の日の視界確保というと、撥水処理によってガラス表面についた雨水を水滴にして、走行風で飛ばしやすくする方法が一般的です。ウィンドーに付いた水滴が風で流れてゆくのは、走っていても気持ちがいい上に、高速走行時など状況によってはワイパーも不要では? と思えるほどに、クリアな視界を得ることができます。

撥水処理
走行時には効果的な撥水処理も、停止した状態では水滴が流れず逆効果となってしまう
ただし、万能そうに見える撥水処理にも苦手なシチュエーションがあります。それは例えば、停車時など走行風による水滴の除去効果が期待できない状況です。ワイパーのあるフロントウィンドーは問題ありませんが、サイドやリアのウィンドーは水滴が残ることで、逆に外の様子が見づらくなることもあるのです。特に雨の夜にバックしようとしたときなど、サイドミラーが見えずにいらいらしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんなときに有効なのが、撥水によって雨水を弾くのとは反対に、水をガラス表面に馴染ませて水滴を消す「親水」という作用です。この親水作用をガラス面に施工できるようにしたのが、洗面所などの水回り商品でお馴染みのTOTOが開発した光触媒技術、ハイドロテクトです。これは光触媒である酸化チタンに光が当たることによって起こる「分解力」と「親水性」というふたつの反応を応用した技術です。

親水ガラスコート
TOTO
ハイドロテクト親水ガラスコート・ハンマーヘッド
価格/1680円
問/TOTO
TOTOでは、このハイドロテクトをセルフクリーニング効果を持った外装材や抗菌・防臭効果を持った内装材や生活用品などに応用していますが、このうち特に親水作用に特化した製品として、クルマのガラスに施工するタイプのものが今回紹介する『親水ガラスコート』です。

この親水ガラスコート・シリーズには、ミラー表面に親水作用のあるフィルムを張り付けるタイプのハイドロテクトフィルムや雨の日にスプレーを吹きかけるだけで簡単に親水効果が得られる親水ミラースプレーなど様々なタイプがありますから、使い方に合わせて最適な製品を選ぶことができます。今回はこのうち、広範囲にも塗りやすいフェルト付きで、効果の持続時間が長い「ハイドロテクト親水ガラスコート・ハンマーヘッド」を実際に試してみました。

その効果のほどは次のページで!