交換工賃が高いダッシュボードのキズも要注意
ダッシュボードのキズは目立つ上に、交換するとなるとかなりのコストが掛かる |
しかも、そのままモニターを付けておいてくれればまだマシですが、こうしたカーナビは取り外しが簡単なためか、中古車では外されて、無残にビスの跡だけ残っていることが多いのです。また、強力な両面テープでモニターを接着し、それを無理やりはがしたことで、やはりダッシュボードにノリ跡というか、両面テープのはがし後のようなものが付いていることもあります。
こうしたダッシュボードのキズは、やはり完全に直すには新品に交換するしかありません。当然、パーツ代もかなり高い上に、ダッシュボードを総取り換えとなれば、それに掛かる工賃も相当なものとなってきます。ただ、ダッシュボードのキズに関してもリペアという方法があり、ファブリックシートに比べれば、違和感のない状態に仕上がるようです。そのため、ダッシュボード交換まではちょっと、という場合には、リペアをするという手もあります。
その他に気を付けたい部分としては、トランクルームの状態です。特にワゴンタイプのモデルでは、本当にハードに使われていた場合、荷室の床や内装などに荷物を乗せ降ろししたときにできたキズがひどく付いていることもあります。自分もガンガン使うから少しくらいのキズは気にしない、というなら構いませんが、普通に使う場合は、こうした部分のキズも注意しておいた方がいいでしょう。
トランクルームでは、できればカーペットをめくって下の方までよく確認しておきたい |
というように、内装の傷みというのは、実は結構修理するのにお金や手間が掛かる部分が多いのです。そのため、中古車を選ぶ際には、外装よりも内装をしっかりとチェックすることをおススメします。
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