リアルタイムに空気圧が分かるから安心して走れる
エアモニのセンサーは少し大ぶりなので、エアバルブに装着するとやや目立つかも? |
またエアモニでは、定期的にセンサーから空気圧データが送られてくるのではなく、空気圧が0.04kg/cm2変化したのをセンサーが検知すると、モニターに情報を送る仕組みとなっています。そのため、走行開始直後はグングン空気圧が上昇してゆき、ある程度上がったところからは、あまり変化しなくなるというタイヤ空気圧の変動を、運転しながらにしてリアルタイムに確認できるのです。
モニターには4輪の空気圧や温度が同時に表示され、0.01単位まで数値が確認できる |
もちろん、常にモニターの画面をチェックしていなくても、空気圧が異常に低くなったり、高くなったりした場合には、アラームが鳴り、異常が発生したホイールの位置とその内容などがモニターに表示されます。このワーニング機能は、あらかじめ空気圧がどれくらいに達したら、警告を発するかも任意に設定できるものですから(温度に関しても、警告機能を備えます)、車種や使用状況に合わせて活用するといいでしょう。
夜間など暗い状況では、バックライトを点灯させることで、ディスプレーを確認できる |
ただ、車種やホイールの形状などによっては、センサーからの電波を受信しにくい状況もあるようですので、このあたりの信頼性が高まれば、もっと便利なアイテムになるはずです。また、サーキット走行時に空気圧の変化をリアルタイムで確認したいというユーザーには、ツインバルブ式のホイールとの併用が効果的だと思います。
サーキット走行時には、どんどん空気圧が上昇してゆきますから、適正な圧を越えたところで、エアを抜く作業が必要となります。このとき、エアモニのセンサーをいちいち取り外すのはちょっと面倒ですし、時間も掛かってしまいますが、エアバルブが2つ付いたスポーツタイプのホイールであれば、一方のバルブにセンサーを付けたまま、もう一方からエアを抜くようにすることで、走行時のエア調整もスムーズに行えるはずです。
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