ポジション球として使える明るさがあるかが重要
一般的なポジションバルブ(右)とホワイトバルブ(左)の色味を比較してみたところ。ホワイトバルブでもかなり白っぽく見え、明るさも十分だが…… |
ポジションライトの役割は、ヘッドライトのように前方を明るく照らすというものではなく、暗い場所でも自車の位置や車幅を周囲に知らせるというものです。そのため、ポジションライトの光はある程度の光量とともに、広く周囲に拡散する必要があります。標準のライトバルブは、バルブ自体が光を広く拡散させるとともに、ライトのリフレクター(反射板)も活用して光を拡散させています。
ホワイトバルブ(左)といえどもLED(右)と比べると、かなり黄色っぽいのが分かる。ただ、撮影したLEDはかなり明るいタイプだが、純粋な明るさではホワイトバルブが勝る |
また、純粋な明るさという意味でも、通常のバルブと同じ明るさをLEDで実現するには、かなりたくさんのLEDが必要とされます。ただ、LEDは急速に進化しており、明るさを増した超高輝度タイプのLEDも出回るようになってきているため、明るさを売りにした製品ではそうした最新のLEDを採用している例も見られます。
そのため、ポジションライトにLEDを使用する場合には、まずしっかりと光を拡散できるタイプであること、その上で、LED自体の光量が十分に確保されていることが重要です。ただ、実際のところは、製品をクルマに装着して確かめてみなければ分からないというのが現実です。ポイントとしては、LEDは想像以上に暗いということは覚えておいてください。そのため、なるべく明るいタイプを選ぶことがコツといえます。
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