ただでさえ滑りやすい雪道ですから、視界の確保は安全な走行のためにも大切な要素です |
ウィンターブレード
ウィンターブレードとは、寒冷地用のワイパーブレードのことです。氷点下が当たり前というような極めて低温の状況では、ワイパーのブレード部分が凍結し、しっかりとウィンドー面を拭き取ることができなくなってしまうことがあるのです。そこでブレード部が凍結しないようゴムのカバーで覆ったものが、ウィンターブレードです。寒冷地にお住まいの方であれば、冬の間はウィンターブレードに交換しておけばいいと思いますが、問題はたまに雪道を走行する程度という場合です。製品にもよりますが、ウィンターブレードはその構造上、走行風の抵抗を受けやすく、高速走行時に浮き上がってしまいやすいのです。
そのため、少し手間は掛かりますが、寒冷地に向かう前にウィンターブレードに交換し、帰ってきたら、普通のワイパーに戻すという使い方が最善だと思います。ブレード交換は、慣れてしまえばとても簡単な作業ですから。
スノーブラシ
スノーブラシというのが一般的な名称なのか、ちょっと自信がありませんが、要はクルマのルーフなどに積もった雪を落とすための柄の長いブラシです。雪をルーフに乗せたまま走行していると、ブレーキング時にルーフの雪が前方に一気に落ちてきてフロントウィンドーを覆ってしまう、という危険性があるのです。また高速道路などで、後方にルーフの雪をまき散らすのも、スリップなど事故の原因になりますので、ひと手間を惜しまず、これはぜひやっておいてもらいたい作業です。専用品がなければ手でかき落としてもいいのですが、ハイルーフ車など手が届きにくい車の場合は、スノーブラシがあると便利です。次のページではウィンドーの凍結を解消する装備を紹介します