液が不足していたら
もしバッテリー液が下限線を切っている場合は、速やかに液を補充する必要があります。この時の液は精製水を使用します。精製水は、バッテリー補充液としてカーショップにあるほか、薬局で買えるものでも良いです。水道水は、様々な塩素分やイオン分を含んでいるので良くありません。
カーショップにあるバッテリー補充液には種類が多数あって、単なる精製水の場合とゲルマニウムなどを配合した強化剤と称したものがあります。それらは、効能はあるのでしょうが、バッテリーメーカーとしては、あまり別の成分は入れて欲しくないようです。私個人としては、強化剤を補充して、何か違った感触を得たということはありません。
補充の方法
バッテリーは6つのセル(部屋)に別れているので、液のチェックや補充をする時は、このことに注意する必要があります。補充する時は、上面のキャップを取り外しますが、指でつまめないタイプでは、コインなど使うと外せます。まれに、固く締まっていることがあり中途半端に回すと滑って溝を変形させることがあります。こんな場合はコインをペンチで挟んで回すと緩められます。
キャップを外したら、側面から液量を見ながら補充液を注ぎます。くれぐれもアッパーレベルを超えないように注意します。入れすぎると、上面から吹き出して周辺の金属を腐食させてしまいます。
液不足になるくらい減少した時は、一つのセルだけではなく、6つ全てに補充することになると思います。補充が済んだら、元通りキャップをすれば完了です。
なお、キャップを外した時に液が手に付いた時は、水で洗ったほうがいいでしょう。この時の液は、水分が多いと思いますが、液の付いた手を服で拭いたりするのも避けた方が良いと思います。希硫酸が付くと、その時は何ともなくても、しばらく経つとボロボロになってしまいます。
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