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夫のホンネ、専業主婦の妻にも働いてほしい(3ページ目)

婚活ブームにのって結婚し、あこがれの専業主婦になったものの、生活は楽じゃない。夫から急に「働いて欲しい」と言われたけれど、他の人はどうしているの? 今回は、結婚後の妻の働き方について、夫と妻のホンネに迫ります。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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お金の面だけでみると、働いた方がトク

妻の働き方による収入の違いを大雑把ですが計算してみました。妻の年齢を30歳とした場合、60歳までの30年間の収入は、正社員(年収400万円)の場合は1億2,000万円、派遣社員(年収200万円)の場合は6,000万円、パート(年収100万円)の場合は3,000万円となります。専業主婦の場合はもちろん収入はゼロです。

お金の面だけで見ると、妻が働いた方がずっと家計は楽になることが一目瞭然です。「収入」×「働く年数」で計算してみると、働き方による将来の収入の違いの目安が明らかにわかります。
※概算値を試算したものであり、正確性を期すものではありませんので、ご了承ください

※概算値を試算したものであり、正確性を期すものではありませんので、ご了承ください


■生涯収入は、専業主婦を正社員で1億4,000万円の差!
更に厚生年金に加入する正社員と派遣社員の場合、将来貰える年金額も働いた分だけ増えます。専業主婦やパートの場合でも、国民年金(基礎年金部分)として年間約80万円を貰うことができますが、派遣社員や正社員の場合、厚生年金が貰えるので、それぞれの年金額は、派遣社員約130万円、正社員約180万円となります。

30歳以降の60歳までの収入と、65歳から85歳までの20年間の年金額を合計したものを仮に生涯収入とすると、専業主婦1,600万円、パート4,600万円、派遣社員8,600万円、正社員1億5,600万円となり、専業主婦と正社員で約1億4,000万円の差になります。お金の面だけで考えると、断然働いた方がトクといえます。
 
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