SUBARU(スバル)/スバル車の最新情報・試乗インプレッション

“スバルらしい”軽自動車の未来

スバルが軽自動車の生産から撤退、今後ダイハツから供給を受けることはご存知の通り。まだ先のことと思われていたOEM供給だが、9月3日に行われたサンバーシリーズで早速、OEMモデルへの切り替えが行われた。

国沢 光宏

国沢 光宏

車 ガイド

各種自動車専門誌で、新車記事とインプレッションを広く深く掘り下げ多数執筆。

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早くもダイハツOEMモデルが登場

ディアスワゴン
マイナーチェンジながらも、ダイハツ・アトレーのOEMモデルに切り替わったディアスゴン
スバルが軽自動車の生産から撤退し、ダイハツから供給を受けるという流れになったことは皆さん御存知だと思う。「いつからダイハツ製のモデルに切り替わるか?」という公式なアナウンスをしていなかったため、フルモデルチェンジの際、順次バトンタッチしていくと予想されてました。

しかし! 9月3日に行われたサンバーシリーズのマイナーチェンジを見てびっくり! 商用車登録モデルはスバル製だったものの、乗用車登録の「ディアスワゴン」がダイハツ・アトレーのOEMモデルに切り替わっていたのである。これほど早い段階でダイハツ製のモデルを投入してくるとは……。

アトレーワゴン
ディアスワゴンのフロントフェイスのデザインは、ダイハツ・アトレーとほとんど変わらない。他のスバル軽自動車も、ダイハツ車と共通のデザインとなってしまうのだろうか……

しかもデザインを見たらダイハツ・アトレーとほぼ同じ。多少グリルを変えた程度で、いわゆる「スバルらしさ」は皆無に近い。R2やステラのフルモデルチェンジも同じようになるとすれば、個性的な軽自動車を作ってきたスバルのDNAが完全に消えることになってしまう。

こうなってしまうと「スバルのディーラーでアトレーを買う人などいるか?」という疑問が沸く。スバルのディーラーに営業力があれば話は別ながら(日産は長年の顧客に軽自動車を販売している)、R2をミラに、ステラをムーブに切り替えたとしたら、皆さんダイハツのディーラーで買うんじゃなかろうか。

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