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“スバルらしい”軽自動車の未来(2ページ目)

スバルが軽自動車の生産から撤退、今後ダイハツから供給を受けることはご存知の通り。まだ先のことと思われていたOEM供給だが、9月3日に行われたサンバーシリーズで早速、OEMモデルへの切り替えが行われた。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

トラックと商用バンはそのまま

サンバー
商用車登録モデルは引き続きスバル製。今回のマイナーチェンジで、商用バンにもスーパーチャージャー仕様が追加された

ただ今回のマイナーチェンジ、スバルのファンにとって明るいニュースもある。売れ筋だったトラックと商用バンは従来のまま残ったのだ。しかもトラックにしかラインナップされていなかったスーパーチャージャー仕様が、商用バン(ディアス・バンを含む)にも追加された。

これまで4ナンバーの商用車でターボを含む過給エンジンを搭載していたのはサンバー・トラックのみ。1BOXボディの過給エンジンに乗りたければ、高価な5ナンバーのワゴンを買わなければならなかった。1BOXバンの過給エンジンは高速道路やアップダウンの多い道で使う人にとって朗報。

ただ「本物のサンバー」も、いつまで生産を継続するか全く解らない。公式には「2011年を目処に全ての軽自動車をダイハツ製にする」となっており、長くて2年の命か? もしスバルらしさ溢れるRRのサンバーが欲しいなら、生産中止になる前に買って置くことをすすめたい。

そうそう。今回のマイナーチェンジでフロント部分のデザインを変更したけれど、正直なところ「カッコ悪くなりましたね!」。どう評価してもマイナーチェンジ前のデザインの方がいいと思う。残念ながら「最近イマイチなスバルのムード」をモロに反映してしまったのかもしれません。

ちなみに軽商用車で唯一の4気筒エンジンを、ドライバーから最も遠いボディ最後部に搭載するサンバーは、ライバルを圧倒する滑らかさと静かさを実現している。乗り比べると「違いの大きさ」に愕然とするほど。私もスーパーチャージャーエンジンのトラックを持っているのだが、乗るたびに感心してます。
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