年末年始、ちょっとした旅行にこれから出かけようという方は、少なくないはず。All Aboutユーザーのなかには、仕事がら出張が多いという方も多いでしょうね。旅先とはいっても、ジュエリーには手を抜かないのが、大人の女の身だしなみ。そこで今回は、旅で役立つジュエリー収納の小ワザをお教えしちゃいます。
ネックレスなどのアクセサリーの絡まない持ち運び方って?
さて、まず、みなさんはどうやってジュエリーを持ち運んでいますか? まさか、コスメポーチかなにかに無造作にじゃらじゃら入れたりはしていませんよね? ジュエリーとジュエリーがぶつかりあったり、こすれあったりする状態での持ち運びは、素人まるだし絶対厳禁! プロなら決してこんな収納はしないものです。
ジュエリーとジュエリーが直接こすれあうと、互いにキズがついてしまいます。とくに要注意なのは、ダイヤモンド。鉱物のなかでは最も硬い宝石ですから、小粒のダイヤモンドがちょっと当たっただけで、カリッとひっかいたようなキズがつくことがあるのです。キズついた部分が貴金属だったら、磨き直しに出せば元通りになりますが、硬度の低いカラーストーンやパールにキズがついてしまったら……、もうちょっとやそっとでは直りません。
チャック付きビニール袋でチェーンの絡まり防止!
プロが持ち運びに使う必携アイテムは、じつはチャック付きのビニール袋。100円ショップなどで簡単に手に入る、アレなのです。単純な話ではありますが、ひとつひとつのジュエリーをビニール袋に入れておけば、ジュエリーどうしがこすれあわずキズつかないというわけ。
ジュエリーの入れ方には、ちょっとしたコツが必要です。ネックレスの場合は、クラスプ(留め具)をチャックに引っかけておくと、チェーンがからまりにくくなります。よりていねいにしまうには、トップの部分だけをまずビニール袋に入れ、さらにもう1枚の袋に“2重入れ”。こうしておけば、トップがチェーンとこすれてキズつくのを防げます。
▲左:チェーンのクラスプは、チャックの部分にひっかけてから閉じて。
右:ビニール袋の“2重入れ”。トップ部分だけ別の袋に入れてあります。
使用したビニール袋のサイズは「A9」。これ、重宝です。
ピアスやイヤリングをしまうときも“2重入れ”を応用。たとえばパールのピアスなどを1枚の袋にほうりこむと、片方のピアスのポスト(針)やキャッチ(留め具)が、確実にもう片方のパールを傷めます。ダイヤモンドの硬度を10とすると、パールの硬度は2.5~4.5。とくに気をつけてあげたい宝石なのです。
ピアス収納のコツ!キャッチの穴にポストを通すだけ
そこでもうひとつ。ピアス収納のコツを。キャッチの穴にポストを通してしまうのです。こうすると2重入れをしなくてもピアスがこすれあわないし、ペアがばらばらにならないので何かと便利。よくピアスの片方をなくしちゃうという方も、ぜひ試してみてください。
▲ピアスのキャッチに、もう片方のピアスのポストを通して
ばらばらにならないようにまとめます。簡単でしょ?