ルネ・ラリックは、19世紀のアール・ヌーヴォー期から20世紀のアール・デコ期にかけて、ジュエリーやガラスの香水瓶などのデザインで名声を確立したデザイナー。その流れをくむフランスの《ラリック》から、今年も愛らしい新作ビジューが登場しました。
まずは、春らしい新色が揃ったペンダント〈アンジュロ〉から。やわらかな絹の光沢を思わせるサティネ(艶消し)仕上げの大きなクリスタル・ガラスのハートに、天使の姿が浮き彫りになっています。愛をもたらす小さな天使たちの絵柄は、ホワイトデーの贈り物にぴったりだとは思いませんか。
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また、やや小ぶりな無地のペンダント〈クール〉は、カボーション・ハートと呼ばれる《ラリック》独特のぷっくりした形が何ともキュート。特にサティネ仕上げや、オパールのような乳白の光を放つオパルセント・ガラスは、かのルネ・ラリックも好んで用いていた、このブランドならではのもの。
ロマンティックな装いが台頭してきている今、どこか懐かしさを感じさせる《ラリック》のハートは、春の胸もとのアクセントとして活躍してくれそうです。
次ページでは、2002年春夏の新作ビジューをご紹介します。
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