イタリアには古くからの家内工業的な小規模ジュエリー工房が少なくないのに対し、《キメント》では機械化、ハイテク化がかなり進んでいるのも特徴のひとつ。ネックレスやブレスレットを形づくるパーツ、及びそのジョイントなどは、3DのCADソフトを使って設計します。デザイナーたちのパソコンも、モールド(原型)を自動生成するマシンに直結していて、描いた図面をすぐに立体として見られるシステムになっていました。

 

 

※写真をクリックすると、より大きな画像が見られます。

ブレスレットの構造を3D画面で確認。
設計図が次々とプリント・アウトされます。

また、《キメント》の白眉であるエレクトロ・フォーミング(電鋳法)の過程も、ほとんどが自動。ボリュームがあるのに極めて軽い、中空のジュエリーは、この大がかりなエレクトロ・フォーミング鋳造機によって生み出されているのです。最新の機械を積極的に導入することによって、このファクトリーは週に300Kgものゴールド・ジュエリーを生産しているとのこと。

 

 

※写真をクリックすると、より大きな画像が見られます。

左:エレクトロ・フォーミング鋳造機。
すべて無人のままメッキなどの行程が進んでいきます。
右:マシン・チェーンを製造する機械。
リボン状のホワイト・ゴールド(手前)が機械にぐいぐい呑み込まれ、
自動的にロープ・チェーンに編まれて排出されます
(機械の内部中央から細く垂れ下がっているのがチェーン)。

いかがですか? この合理的なシステム。《キメント》ではこのように、熟練の宝飾職人のハンドクラフトを必要とせず、レベルの高いジュエリーをつくり出すことに成功していました。こうした徹底的なオートメーション化には、ある種の違和感を持たれる方もいるかもしれません。しかしイタリアには《キメント》をはじめ、このようなシステムを持つ大手企業がいくつか存在します。

年間500トン以上の純金が加工され、60億ユーロを超えるゴールド・ジュエリーを生産するジュエリーの超大国、イタリア。その底力が、このファクトリーから見えてくるのです。

 

■お問い合わせは、
キメント・ジャパンオフィス 電話 03-3237-3635 へ。

 

(Page : 1 2)