2005秋冬ターコイズ、モスグリーンの活用術(2ページ目)

ターコイズグリーンの魅力

ターコイズグリーンのサンダルで、今年らしい足元を演出。

2005年春夏シーズンの人気カラーはなんといっても「ターコイズ」。ターコイズ（トルコ石）は、従来からブルーの人気が高く、グリーンの流通量が少ないこともあり、アクセサリーに関しては「ターコイズブルー」の人気が圧倒的ですが、ファッションに関しては「ターコイズグリーン」も人気が高いようです。ブルーグリーン特有のクールな印象がありますし、これまであまり流行することのなかった色なので新鮮さも感じられます。

また、ターコイズグリーンは「ユニバーサルカラー」のひとつ。ここでご紹介するユニバーサルカラーとは、比較的誰にでも似合う色、誰が着てもそれなりに似合う色のことです。もちろん自分に似合う素材やデザインを選ぶことが大切ですが、比較的どんな色とも合わせやすいので、サンダルやバッグ、ベルト、アクセサリーといった小物でターコイズグリーンを取り入れると、今年らしいファッションが気軽に楽しめそうです。

　

2005年秋冬トレンドカラー・グリーン編

Autumnal Woods（秋の森） 2005年秋冬JAFCAアップデイトカラーでは、秋の森林地帯を思わせるカラーグループが提案されています。

さて、秋冬のトレンドカラーは、どのように推移していくのでしょうか？ファッションの2005年秋冬コレクションを見ると、グリーンが占める割合は春夏コレクションよりも少なくなったものの、春夏とは趣きの異なる様々なグリーンが登場しています。

専門機関による流行色選定の基準はいくつかありますが、季節感や新鮮さも重要な要素となっています。日差しが和らいでくる秋は、グレイッシュなおさえた色が映えます。今年は、春夏にターコイズグリーンのような鮮やかなブルーグリーンが人気を集めたこともあり、モスグリーンのような枯れたイエローグリーンが新鮮に感じられます。

モスグリーンをベースカラーに、土や木を連想させるアースカラーを差し色にしたコーディネート、ラメやレース、シフォン、サテンなどフォーマルなイメージの薄手の素材と、フラノやツイードなど厚手の素材の組み合わせなどが注目されています。