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いちじくの甘露煮のおいしい煮方、作り方のレシピ

秋になると、近所の家々から、無花果(いちじく)を煮る甘い匂いが漂ってきます。いちじくの甘露煮は、我が家でも、毎年、大きな鍋に煮てはカメ一杯に詰め、秋から冬にかけての保存食にしていました。炊きたて新米に、甘いいちじくの甘露煮をのせて食べるのが好きです。

大石 寿子

執筆者:大石 寿子

毎日のお助けレシピガイド

いちじくの甘露煮のおいしい煮方、作り方のレシピ

所要時間:60分以上

カテゴリー:サブのおかず甘露煮

山形の庄内では、イチジクの甘露煮はごはんのおかず

昔から、秋になると、近所の家々からイチジクを煮る匂いが漂ってきます。イチジクを砂糖と酢少々で長時間煮る「いちじくの甘露煮」は、お菓子ではなく、ごはんのおかずという食べ方でした。毎年、大きな鍋でたっぷり煮てはカメに詰め、秋から冬にかけての保存食にしていました。

ふっくら柔らかく煮上げる家もあれば、飴状手前まで煮詰める家もあったりと、煮加減は様々でした。 我が家は飴手前まで煮上げる派で、時々煮すぎて、ほぼ飴になってしまい、噛むたびに歯にくっつくなんてこともありました。それでも、甘くてシコシコのイチジクを、白いごはんの上にのせて食べるのがたまらなく好きでした。お弁当にはいつも入っていました。

今回は、山形県庄内地方に伝わる、いちじくの甘露煮の作り方を紹介します。今風に少しあっさり味に仕上げました。使ったのは日本いちじくの、少し若い果実です。
 

いちじくの甘露煮の材料(作りやすい分量)

いちじくの甘露煮の材料
イチジク1kg
砂糖250g
小さじ2
醤油小さじ2/3

いちじくの甘露煮の作り方・手順

いちじくの甘露煮の作り方

1いちじくは洗ってヘタを切り取る

いちじくを洗い、ヘタを切り取ってザルに上げて水を切ってホーロー鍋に入れる。
いちじくを洗い、ヘタを切り取ってザルに上げて水を切ってホーロー鍋に入れる。

2砂糖をまぶして酢としょう油を加えて中火にかける

砂糖を加え、鍋を上下にゆすってまぶす。酢としょう油を加え、落し蓋をして中火で煮る。
砂糖を加え、鍋を上下にゆすってまぶす。酢としょう油を加え、落し蓋をして中火で煮る。

3煮汁が出てきたら弱火で煮込む

煮汁がまわったら弱火にして煮る。
煮汁がまわったら弱火にして煮る。
画像は30分煮たいちじくで、落し蓋代わりのオーブンペーパーを持ち上げたところ。

41時間煮たいちじく

合計で1~2時間煮込む。ふっくらにしたい場合は1時間強で止める。シコシコにしたい場合は、焦げやすいので注意しながら1時間30分~2時間煮る。
合計で1~2時間煮込む。ふっくらにしたい場合は1時間強で止める。シコシコにしたい場合は、焦げやすいので注意しながら1時間30分~2時間煮る。
画像は1時間煮た鍋の中。今日は1時間40分煮て完成とした。

ガイドのワンポイントアドバイス

完熟1歩手前のいちじくを使うのが特徴です。ヘタの部分もシコシコおいしいので、ヘタは浅く切り取ります。一度に長時間とれないときは、1回火を止めて用を足してから続きを煮ます。冷めてから密閉容器に詰めて冷蔵すれば、かなり長持ちします。我が家ではごはんのおかずですが、ジャム代わりにパンにのせても、ヨーグルトをかけてもおいしく食べられます。残ったシロップは、次回煮るときに使いまわすこともできます。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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